◆5月22日に行った関電との話し合いの記録

関電側;広報担当者ほか2名。
使い捨て時代を考える会;3名。

今回は以下の質問書を提出し、話し合いました。
質問書
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1.大飯原発4号機を5月9日に再稼動させたことに、強く抗議します。安全は確保できているという根拠はどこにあるのですか。再稼動直後に、蒸気発生器の水位の低下を知らせる警報が鳴り、出力の上昇操作を中断したと報道されていますが、原因は何だったのですか?再稼動を急ぐあまり十分な備えを怠っているのではないでしょうか。再稼動を急ぐ理由はどこにあるのでしょうか。

2.原子力規制委員会が九州電力川内原発1号機について、テロ対策等の拠点となる「特定事故等対処施設」の工事を認可したと報じられました。高浜原発、大飯原発に関する特定施設の設置計画について、設置予定年度、予算を示してください。その完成を待たずに再稼動させるのは安全軽視ではないのでしょうか。

3.使用済み核燃料の処理についての、技術的、経費的な目途は立っているのですか。また、中間貯蔵施設を福井県外に作るということで、候補地を2018年に示すとのことですが、具体案はあるのですか。

4.大飯1、2号機の廃炉が決定されました。廃炉費用は現在の見積もりでは総額1160億円で、時間がかかればもっと費用がかかるとの見解でした。どの原子炉もいつかは必ず廃炉になります。廃炉費用さえきちんと計算できないまま、原発建設・運転を進めてきたことに、道義的責任はないとお考えでしょうか。また廃炉費用は託送料金に上乗せするとのことですが、見通しのないまま原発を建設・運転し、廃炉にするという道すじで、膨れた費用を消費者の負担にすることは、企業としてあまりにも無責任ではないでしょうか。

5.日本原電東海第2原発について、再稼動・運転延長には立地自治体以外の5市町村の事前了解を必要とするという安全協定がむすばれました。貴社の原発に関しても京都府・滋賀県の市町村と同様の協定を結ぶ必要があると考えますが、どのような見解をお持ちでしょうか。

6.電力自由化によって、貴社から他社へ切り替えた消費者は、4月末で155万件に上るとのことです。大飯原発再稼動、高浜原発再稼動で契約離れが加速していますが、そのことについてどうお考えですか。消費者は原発に依存しない電力会社を望んでいるのです。このことについてどのような見解をお持ちでしょうか。

以 上
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話し合いの内容(Q;こちら側の発言 A;関電の発言)

A (質問1について) 前に言った事の繰り返しだが「止める、冷やす、閉じ込める」で安全を確保する。運転員の教育など安全性向上対策を京都府などの地域協議会で説明しているし、規制委員会の審査を受けてやっている。総合負荷運転があり安全最優先でやっていく。

大飯4号機の警報のことは、5月10日17:38に起きた。中央制御室に警報が鳴り、運転員が1秒で止めた。水位の変動によるものだが、なぜ大きく変動したか、原因は突き止めていない。計器(水位計)に異常はなく、作業によって揺らぎが起きたか?

Q 原因が分からないのは不安だ。止めて原因を調べるのが常識ではないか。1秒警報が鳴った(実は作業員が警報をすぐ止めた)ことはたいしたことではないと思えるかもしれないが、いったん警報を止めて、次にスイッチを入れ、警報が鳴らなかったから安全、というのが怖い。事故は小さなものから大きく広がるものだ。なぜ運転を止めないのか。
A 出力の上昇操作を止めて検査した。

Q 原子炉は止めていないのか?
A 止めていない。

Q 原因不明なのに大丈夫だと判断したということが不安だ。異常があったら、全て止めるのが常識ではないか。計器に異常がなくても他に異常があったから警報が鳴ったのではないか。水位計はどの程度の異常で警報が鳴るのか。多少の揺らぎでもなるのか。そうならしょっちゅう鳴ることにならないか。
A 一時的に水位が低下したのだと思う。

Q 一般的に水位が変わる理由は何が考えられるか。
A 作業に伴って水位が変わったりする。

Q 計器に異常がないとはどうやって判断したのか。
A 実際の水位と水位計を見て判断した。警報が鳴った時についてはいろいろなルールがある。警報の一部がなっただけで軽微なものだった。

Q 計器に問題がないならほかに問題があるということだ。今はわずかなことだからと運転を続けているが、そういうことが大きな事故になる。原因の説明がないと市民の不安はきつい。
Q 玄海でもトラブルが続いて起きている。チェックができていない。今回、安易に動かしたのではないか。そのまま動かして大丈夫なのか疑問だ。水位変動したのにどの位変動したのかわかっていない。
Q 警報は頻繁に鳴るのか。
A 頻繁にはならない。警報にルールがあって、3つ鳴るとどうだとか、1つだと偶発的だとかいうことがある。国に報告しているし、勝手に動かしたりはしていない。

Q 原因が究明できていないのに動かしているのか。
A 今回は根本的原因があったわけではないので…。

Q 危険な施設だから止めて調べるべきではないか。安全第一と矛盾している。
Q 高浜原発を定期検査で止めるので大飯を動かしたのか。
A そういうわけではない。

Q 経営的に厳しいから動かすのか。
A 安全最優先で動かしている。

Q ぜひ安全は最優先してもらいたいが、そうしていないことがつらい。美浜再稼動も経営のためか。
Q トラブルが起きたら信用を失う。企業的に安定経営をねらうなら、いまは増収増益だから本来止めるべきなのではないか。なぜ再稼動を急ぐのか。
A 増収増益とは我々は切り離している。経営のためでなく、安全確認できたら動かしている。

Q 経営のためでもなく、電気が足りていないわけでもないのに動かすとは?!危険な橋をなぜ渡るのか。なぜ再稼動するのか。
A 日本の電源のあり方で、国でS+3Eとしている。原発をやめて火力にすると価格が上る。再生エネルギーは不安定。エネルギーミックスがベストだというのが国の方針にある。

Q その考え方はマスコミでの評判も悪い。原子力が安くないことはもう分かっている。政府も責任が取れないし、電力会社も責任は取れないだろう。採算が取れないのに見切り発車している。政府は無理な数字を出している。
Q 関電は7基を動かそうとしているが、多すぎるのではないか。中国でも再エネを進め投資しているのに、日本はなぜ原発にこだわるのか。
A いろんな電源をミックスすべきというのは会社の考えだ。

Q なぜそこまで危険を冒すのか。
A 40年越えのものも機器の取り換えをやっている。

Q 運転延長はとにかく危険だ。当初は20~30年が常識だった。今の技術は進んでいるが40年前に設計されたものを長期間使わないでおいて動かすのは大丈夫と言えるのか。
Q 海外ではコアキャッチャーをつけてやっているが、日本ではつけていない。原発は採算が取れないのになぜやるのか。
A 経産省の資料では海外は原発を残していく方向となっているが。

Q それは違う。日立もイギリスの原発から撤退しようとしている。建設費が高騰しているせいで、最後は税金で払うことになる。
Q 福島原発では津波が来ないと思い込んでいた。警報が鳴ったという小さなトラブルを軽く受け止めるか、重く受け止めるか。電力計画を政府が言っているから…というのは軽く考えている。
Q 安全第一でやっていくというが、どうしても2基は動かしていたいのか。
A 今回は、たまたま止まった。

Q 裁判で1日止めると数億円の損害と関電は言っていた。そういうことも関係しているのか。
Q 原発だからこのようなことを言わなくてはならない。他の電源に代えてもらいたい。
A 会社としては3Eで,経済の観点から…

Q 福島事故を受けても関電は何ら変わっていない。事故が心配だから他の電源に代えてもらいたいという市民の意見を上層部に伝えてもらいたい。
Q 計器がおかしくないなら、水位が変動しているはずだ。揺れの幅を考えて設計しているのだから、それを超えたら警報が鳴る。その原因を調べるのは当たり前のことではないか。運転を始めたばかりだから、今なら止めるのは楽だ。いったん止めて徹底的に調べるのが安全第一ではないのか。とにかく警報の原因を調べてもらいたい。
A そろそろ時間なので…

Q (質問5に関して)関電は原発を使っているという理由で他社に切り替えた人は多い。高浜原発が再稼動したときに関電をやめた人が増えた。原発をやめたら関電に戻るという人もたくさんいる。ぜひやめてもらいたい。
Q 水位変動のデータがあればもらいたい。
A あれば次回に。


今回は大飯原発4号機再稼動直後に警報が鳴ったことについて質した。水位が下がって警報が鳴ったが、計器(水位計)に異常はなく、なぜ警報が鳴ったのか原因不明だそうだ。原因不明なのに動かし続けるとは!!!

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