◆1月29日に行った関電との話し合いの記録


関電側;広報担当者ほか1名。
使い捨て時代を考える会;4名。

今回は以下の質問書を提出し、話し合いました。

質問書
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1.2018年は地震や台風による大きな災害が発生しました。災害によって広域・大規模な停電が起きましたが、広域のエネルギーシステムによる弊害と考えられます。巨大なエネルギー需給を前提とする原発はやめて、地域ごとの小規模な電力需給に切り替えるべきだと思います。世界的に見ても原発からの撤退が進み、日本の原発輸出が暗礁に乗り上げる事態になっています。貴社にとっても原発依存の見直しをするべき時ではないでしょうか。見解をお聞かせください。

2.高浜原発、大飯原発に関する特定重大事故等対処施設の設置計画について、設置予定年度、予算を示してください。設置することなく原発を動かすことが安全といえるのでしょうか。

3.稼働40年を超えた関西電力高浜原子力発電所1、2号機について、原子力規制委員会により最長20年間の運転延長を認められ、2019年10月以降に動かすとのことですが、本当に動かすのですか。電力が足りている中で老朽化した原発まで動かす理由はどこにあるのでしょうか。

4.使用済み核燃料の処理についての、技術的、経費的な目途は立っているのですか。また、中間貯蔵施設を福井県外に作るということが不可能になり、貴社は福井県に陳謝されましたが、なぜ候補地選びができなかったのでしょうか。

5.日本原電東海第2原発について、再稼動・運転延長には立地自治体以外の5市町村の事前了解を必要とするという安全協定がむすばれました。その協定について日本原電は事前了解を撤回しています。このような背信とも思われる企業の行為は許しがたいものです。原発は地域から嫌われ、原発の立地が難しくなって、電力会社が窮地に立たされている現状ではないかと思われます。このようなことについてどのような見解をお持ちでしょうか。

6.電力自由化によって、貴社から他社へ切り替えた消費者は2018年12月末で200万件を超えました。大飯原発再稼動、高浜原発再稼動で契約離れが加速していますが、そのことについてどうお考えですか。消費者は原発に依存しない電力会社を望んでいるのです。このことについてどのような見解をお持ちでしょうか。

以 上
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話し合いの内容
(Q;こちら側の発言 A;関電の発言)

A(質問1について)日立のニュースがあったが、当社のスタンスは変わらない。北海道電力のようなブラックアウトは一概には言えないが、関西のこの地域で起きるとは考えられない。電源が若狭湾、瀬戸内と別々に立地している。北電と違って複数他社と融通できる。北電は600万kWだが、関電は2500万kWと系統が大きい。…という三つの理由がある。広域電源の弊害は国で議論されている。再生可能エネルギーの導入も進んでいる。国の方針は①今ある電力ネットワークを活用しつつコスト削減を図る。②再生可能エネルギー導入のときに次世代ネットワークに合わせて制度関係の整備をする。③ネットワークにおいて送配電事業者、発電事業者などの選択肢の確保、である。関電だけでどうするということではない。今のネットワークのままいけるとは思っていない。

Q 関電の中にそういうことを検討する部署があるのか。

A ある。原発の見直しについては、エネルギー基本計画が去年7月に改訂になって、2050年に再生可能エネルギーを主力にすると出されている。まだ先の話だが、再生可能エネルギ事業戦略室という部署がある。2030年に22~24%を関電で達成するべく進めていく。

Q 原発には無駄遣いが多い。そのお金でもっと再生エネルギーを進められる。送配電網に負担がかかり、その予算をケチってはいないか。分離が不徹底のままやっていくと、不安だ。

A 声があるのは聞いているが、そういう考えはしていない。安全最優先でやっていく。

Q 設備投資では送配電への投資が減っている。その点は大丈夫か。

A 減っている要因はケチっているのではなくて、効率化しているからだ。

Q 不安感を与えていることを認識してほしい。発電でも送配電でも何が起きるか不安だ。

Q エネルギー基本計画では原子力は20%となっており、できもしないと言われている。経営を圧迫しているのではないか。

A(質問2について)特定重大事故等対処施設の設置予定は高浜1、2号機が平成33年6月、高浜3号機が平成32年8月、高浜4号機が平成32年10月で、予算は高浜1,2号機は970億円、高浜3,4号機は1257億円だ。大飯3,4号機は工事申請を出しているところだ。

Q そういうことにもお金がかかりすぎる。設備ができていないのに動かしているのはおかしい。

Q テロもあるが、国際的な軍事緊張状態はテロどころではない。話題になっている中で矛盾しているではないか。原発を使い続けていることも疑問だし、政府の言っていることも矛盾だらけだ。

A 特定重大事故等対処施設は大型飛行機の衝突とかテロに備えて格納容器を保護することである。国から所定の期間内に設置するようにと言われている。

Q 国際的緊張が増しているのに悠長な話だ。

A 壮大ですね(他人事のように)

Q そういうこともあるし、地震や火山活動など心配なことはいろいろある。すぐに止めてもらって安心したい。

A(質問3について )高浜は動かしたい。なぜ40年超えを動かすかというと、日本は資源が乏しいからで、原子力は三つのE、①エネルギー的に優れている、②経済性がある、③環境に良い、という理由だ。

Q 福島事故を経験したというのにまだそんなことを言っているのか!今でも福島事故の汚染は続いている。汚染地区に戻れと言われても戻れないのに、戻ることを強いられている。被害者への賠償も少ない。

A 訴訟を起こした人に詐欺があったという報道があった。

Q そんな報道がどこにあったのか。

Q 関電で事故が起きたら福島どころではない。賠償もすごいだろう。できるのか。

A 皆事故が起きるからというが、事故が起きないようにしている。

Q 当たり前だ。被害の程度、補償の裏付けあるのか。納得できない。事故の責任とれるのか。

A 賠償のための資金を積み立てている。

Q 東電も払えないではないか。賠償もできないことというのは、一般企業の活動を超えている。

Q 安全対策をやっているけど、福島は想定外と言っていた。どんな安全対策をしても事故は起きる。顧客が減っているのはそういうこともある。自然現象が動いている今、古いものも動かすのは非常に危険だ。

A 2019年に動かすというのは国から認められている。

Q そのようなことをしないで安全なエネルギーを使ってもらいたい。

A(質問4について) 中間貯蔵施設を福井県外に作るということが不可能になったわけではない。2020年を念頭に置きながら計画して頑張る。福井県外になるかは不明だ。

A もう時間が来たので。

Q 質問6についてだが、2018年末で(他社への切り替えが)200万件を超えた。再稼働するたびに増えている。

A それは事実ではない。違います。

Q 次回にその理由を聞きたい。

Q 原発を辞めたら戻るという人もたくさんいる。関電に戻ってという電話がかかり困っている。

A 舞鶴のほうでは詐欺的業者の営業の電話がかかっていると聞く。

Q それは我々には関係のないことだ。

A(原発が理由でやめるという)一つの声だけというのは…。

Q 次回にお聞きしたい。

【感想】
今回の話し合いで「賠償請求の詐欺」、「新電力会社の詐欺」と「詐欺」という言葉が2度も使われました。そういう情報はどこから手に入れているのでしょうか。このような言葉を使わなければならないほど追い詰められているのでしょうか?聞き捨てならない言葉なので次回はこの点も追求しようと思います。

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