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◆4月5日に行った関電との話し合いの記録

関電側;広報担当者ほか2名。
使い捨て時代を考える会;4名。

今回は以下の質問書を提出し、話し合いました。
質問書
……………………………………………………………………………
1.大飯原発3号機を3月14日に再稼動させたことに、強く抗議します。安全は確保できているという根拠はどこにあるのですか。前回大飯原発、高浜原発について「安全上重要な部位、原子炉圧力容器、一次系配管に神鋼製の納入があったが、不適切な行為に関わる部品は使われていなかった」との回答でしたが、書類上の判断だけで安全性を確認できるのでしょうか。大飯原発4号機についても5月に再稼動予定との報道がありますが、再稼動の必要性をお答えください。

2.使用済み核燃料の処理についての、技術的、経費的なめどは立っているのですか。また、中間貯蔵施設を福井県外に作るということで、候補地を2018年に示すとのことですが、具体案はあるのですか。

3.大飯1、2号機の廃炉が決定されました。廃炉費用は現在の見積もりでは総額1160億円で、時間がかかればもっと費用がかかるとの見解でした。どの原子炉もいつかは必ず廃炉になります。廃炉費用さえきちんと計算できないまま、原発建設・運転を進めて来たことについて、道義的責任はないとお考えでしょうか。また廃炉費用は託送料金に上乗せするとのことですが、見通しのないまま原発を建設・運転し、廃炉にするという道すじで、膨れた費用を消費者の負担にすることは、企業としてあまりにも無責任ではないでしょうか。

4.日本原電東海第2原発について、再稼動・運転延長には立地自治体以外の5市町村の事前了解を必要とするという安全協定がむすばれました。貴社の原発に関しても京都府・滋賀県の市町村と同様の協定を結ぶ必要があると考えますが、どのような見解をお持ちでしょうか。

5.電力自由化によって、貴社から他社へ切り替えた消費者は、1月末で134万軒に上るとのことです。顧客離れに歯止めをかけるために原発を動かし、値下げをするそうですが、命の安全よりお金を優先する経営姿勢と見えます。消費者は原発に依存しない電力会社を望んでいるのです。このことについてどのような見解をお持ちでしょうか。

以 上
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話し合いの内容
(Q;こちら側の発言 A;関電の発言)

A(質問1について) 安全対策の基本「止める、冷やす、閉じ込める」を押さえ、運転員の教育、機器の点検などを十全にすることで安全を確保できると考えている。規制委員会の審査があり、地域協議会で説明して理解してもらっている。神鋼については(質問書では)書類上の判断としているが、10/24から11月いっぱいにかけて14回立ち入り調査をした。神鋼とグループ会社の調査をしている。書類だけではない。

Q 立ち入りで何を見ているのか。
A 部品の検査をしているところを見る。

Q 適正な検査をしているかどうかを見るのか。原発に使われているところの検査ではない。使われているところは検査できない。
A それは(使われている物についての検査は)書類上でしかないが…。

Q 玄海原発で配管から蒸気が漏れるという事故が起きた。10年前に点検してあと47年持つという判断で動かしたら蒸気漏れが起きた。関電は大丈夫か。
A 関電では美浜の事故後に点検箇所が定められた。今、全部出来ているかはわからないが、美浜の事故があったのでしっかりやっている。

Q 玄海事故は写真を見て驚いた。腐食していることが一目でわかる。そんな状態でも再稼働させた。考えられない。関電はちゃんと点検しているのか。
A 全部しているという訳ではないが…。

Q 玄海は2次系の配管だから大丈夫としてやらなかった。2次系だから安心という訳ではない。関電はどうか。
A 九電については公表された情報でしかしらない。作業員が見つけたということだが、関電ではそういう
ことはないと思う。

Q 稼動させる前にテストしているはず。九電は経営が厳しく、不要不急のところは手を抜いたとも考えられるが、関電ではそういうことはないか。
Q 蒸気漏れで発見した。関電でもあり得る。非常に危険だ。安全対策が出来ていない。
Q 動かしながら配管を代えたりしているができるのか。
A 配管は1本ではないから…

Q 同じようなことが起きる可能性があるが、検査をするのになぜ止めないでやるのか。止めない理由は経営上の事か、それとも運転上の事か。
Q 玄海の事故は、「安全の上に安全を」と言っているのに事故が起きてショックだった。不安が増える。社内でも議論してほしい。
Q 福井に行ったら、地元の人達が原発を早く止めてと言っていた。原発が動いているので、いつも不安だと言っている。
Q 高浜3・4号機、大飯3・4号機について、どんなチェックをしているのかプレスリリースしてもらいたい。
A(苦笑)

Q 他社で事故が起きたらフィードバックするだろう。関電ではどんな検査をしているか知らせてほしい。
A 福島事故はフィードバックされている。関電は審査を受ける立場だが、審査にフィードバックされている。

Q 審査というが、今回、九電は新規制基準を通って稼働した。それでも事故が起きたのだから、新規制基準に合格しても、こんな事故が起きるということが明らかになった。新規制基準は信用できない。関電も同じだ。検査や点検が杜撰でないことを見せてもらいたい。
Q 発電費が福島事故前に3000億円だったのが再稼働後2500億円に減っている。どこで減らしているのか。検査などでが、手を抜く対象になっているのではないか。証拠もみせられることなく、「大丈夫」と言われれば言われるほど不安になる。
Q 「関電はこういうチェックをしました」として発表してもらいたい。大丈夫と言う証拠を見せた方が消費者は安心するし、そういう手法を取った方が結局安くなる。リスク管理上、市民不安を押さえた方が会社としても信用される。
Q せめて動かしているのを止めて検査をしてもらいたい。
Q 情報公開してもらいたい。新規制基準に乗っているからと言うが、委員長が安全を保障するものではないと言っている。
A ゼロリスクということですね。

Q 被害を受けるのは市民だ。危険を避けてもらいたい。実情を丁寧に説明してほしい。
安全と言うのであれば、このように点検しているから安全だとプレスリリースしてもらいたい。
A ご意見として伺います。

Q 九電では目視で見つけられなかった。
A 関電では目視以外の検査もしている。

Q 下水の配管などは一定期間経過すると取り替えるが、中を放射性物質が流れている原子炉の配管の取りかえは可能なのか。
A 格納容器以外は取り替えできる。特別点検(40年越えのものについての点検)して取り替える。機器に異常がなかったら取り替えない。

Q 規制委員会の基準は意味がない。自主的に点検してもらわないと信用できない。
A 耐用年数が来たら取り替える。

Q 事故が恐ろしいのは本格運転しはじめたときだ。その時事故になったら大変なことになった。九電は今回はラッキーだった。
A もう時間なのでこの辺で。

Q 最後にいくつか。質問2について、中間貯蔵施設を白浜町に作るという案が出ているそうだが、そうか。
A そういう話は出ていない。

Q 質問4について、東海原発で周辺市町村と立地自治体並みの協定を結んだが、関電も京都府とも立地自治体並みの協定にしてもらいたい。
Q 電力自由化で顧客離れは2月末で142万件になった。大飯原発の再稼働後に目立つ。ぜひそのことを考えてもらいたい。

—————–

今回の質問についてはここまで。玄海原発の事故に関連して、関電は大丈夫かということを追及したので、他の質問について話し合うことができなかった。話し合い終了後次のようなやり取りがあった。

A ここで伝えるのはふさわしくないかもしれないけど(と前置きして)、2月14日の槌田さんからの電話に関して、本社より申し渡しがあった。「京都支社の回答が関電の回答ということ。それが理解してもらえないなら槌田さんの関係したグループとの話し合いはしない」とのことだ。

Q(槌田) 私は関電の考えを冷静に聞いた。不買ではなく原発の電気は買いたくないという事を言っている。私がそういうことを言っているのは別のグループの話だ。
Aこの場は使い捨て時代を考える会の場なので、この場の事ではない。

Q(槌田) 大阪本社で受け取ってもらえなかったのはなぜか。使い捨て時代を考える会は京都にあるので京都支社に行くが、関西圏の話は大阪本社に行く。
A 本社から言ってきたことをお伝えしているのだが、板挟みになっている。配慮してほしい。私自身はこれからもこういう場(話し合い)を持ちたいと思っている。

Q(槌田) 大飯原発再開で関電離れが進んだと思う。原発再稼動は経営に関わるので、大阪本社と話をしたい。経営が苦しくなると安全対策など心配になる。感情的でなく、真剣に経営についての議論がしたい。技術者とも話をしたい。関電は大事な会社だ。

関電大阪本社から具体的に会いたくないと言ってきたことで、しばし、やり取り。使い捨て時代を考える会とは今後も話し合いを進めていくとのことだが、どうなる事か。

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◆1月30日に行った関電との話し合いの記録

関電側;広報担当者ほか2名。
使い捨て時代を考える会;4名。

今回は以下の質問書を提出し、話し合いました。
質問書
……………………………………………………………………………

  1. 大飯原発3号機、4号機について、神戸製鋼のデータ改ざんにより再稼動を遅らすとのことですが、神戸製鋼の製品をどこに使っているのですか。どのような調査をしているのですか。再稼動はいつを予定されていますか。なぜ再稼動を急ぐのかご説明ください。福井地裁で2014年5月に運転差し止めを命じる判決が出ていますが、その事をどう評価されますか。
  2. 神戸製鋼の製品は高浜原発3号機、4号機にも使われているとのことですが、きちんと調査はしましたか。外部の第三者機関による調査をされていますか。稼働させたまま調査している事に不安を感じますが、安全性はどうやって確認できているのですか。
  3. 大飯1、2号機の廃炉が決定されました。大変喜ばしいことと評価します。廃炉の理由は安全対策費がかかるという理由ですが、その費用はどのぐらいと見積もられたのでしょうか。廃炉費用はどのぐらいかかりますか。廃炉費用を電力料金に上乗せするということも聞きますが、廃炉費用さえきちんと計算しないままで、どうして原発建設・運転を進めて来たのか、その事に道義的責任はないとお考えでしょうか。
  4. 使用済み核燃料の処理についての、技術的、経費的なめどは立っているのですか。また、中間貯蔵施設を福井県外に作るということで、候補地を2018年に示すとのことですが、具体案があるのですか。
  5. >電力自由化によって、貴社から他社へ切り替えた消費者は、12月末で120万軒に上るとのことです。顧客離れに歯止めをかけるために原発を動かし、値下げをするそうですが、命の安全よりお金を優先する経営姿勢と見えます。消費者は原発に依存しない電力会社を望んでいることをもっと真摯に考えていただけないでしょうか。

以 上
……………………………………………………………………………
話し合いの内容
(Q;こちら側の発言  A;関電の発言)

A(質問1について)高浜3、4号機と大飯3、4号機について、神戸製鋼工場に立ち入り調査を進めている 。安全上重要な部位、原子炉圧力容器、一次系配管に神鋼製の納入があったが、不適切な行為に関わる部品は使われていなかった。

Q 不安が残る。信頼が失われている。どんな調査をしたのか。
A 建設当時の記録が残っているので、メーカーの記録を特定していき、溶接の記録も見に行ったところ神鋼の部品が出てきた。

Q それ以外は何処に使われているか。
A 燃料集合体には使われていなかった。安全対策工事に使われているか確認中だ。大飯3号は調査が完了し、大飯4号は調査中だ。高浜3号ももうすぐ完了する。

Q 高浜は動かしながら調査をしているのか。止めて調査をするのが常識ではないか。
A 弊社のスタンスとしては、安全上問題なく運転できているから安全であるということで止めないで調査している。

Q「運転できているから安全」とは詭弁ではないか。事故はどうやって起きるか考えると、対策をしているうちはまだいいが、気が付かないまま進んで起きるのが事故だ。素朴に不信感を持つ。技術論的に問題がある。

Q 残っている書類で、どうだったかという調査で、テストピースで調べるなどはしていないのではないか。調査そのものも不徹底だし不十分だ。
A できあがった設備をばらしては、なかなかできない。

Q 放射能汚染しているからだろう。技術的に力がある人が調べないといけないが、そういう人を配置できないだろう。
Q 運転できているから安全で大丈夫とは、希望的バイアスがかかっている。市民の思いとかけ離れている。
Q 福島の事故でも津波に対して6mで充分とやってきた。社内でも13mという意見があったという。大丈夫だろうということに問題あった。もう一歩慎重に考えてというのは心配し過ぎだろうか。
A おっしゃることはわかる。

Q 第3者機関の調査はしているのか。
A していない。第3者機関としては規制委員会がそれにあたる。大飯3,4号は使用前検査をしているので動かせない。非常に厳しくチェックしている。そういう意味では第3者機関の調査を受けている。

Q 神鋼製品が圧力容器に使われているが。
A(神鋼が)大きい会社だから使う。

Q 小さな破綻でも命取りになる。信用できない会社のものを使ったということも命取りだ。
Q 大飯3号だけが調査を完了したのか。
A そうだ。原子炉容器、一次系配管などはすべて完了した。

Q 質問3について聞きたい。前回廃炉ということは社内では出ていないと言っていたが、直後に廃炉が報じられた。
A 本当に社内では出ていなかった。

Q 安全対策に費用がかかると報じられていたが。
A 廃炉は安全対策費が高いからと報道されたが、それが理由ではない。技術的な問題だ。大飯1,2号機はアイスコンデンサ方式という国内唯一のプラントで、格納容器が小さい。安全対策で壁の補強が必要で、壁を補強すると容器内が狭くなり、緊急時に内部で作業が出来なくなるなど技術面の問題がある。新たな設備を設置することが必要になる。資金面ではなくあくまで技術面での問題があって廃炉になった。

Q 廃炉の費用はいくらか。
A 廃炉にしなかった場合については計算していない。廃炉にしたときは大飯1,2号機で総額1160億円だ。今見積もれる費用で、今後時間がかかるのでどうなるかわからない。

Q 廃炉の技術は確立していない。もっと費用は膨らむ。
A やるしかない。電気料金に入ってくるので、値上げするのかということだが、託送料で回収していく。

Q 関電は重荷をしょっている。原発が重い足かせになっている。手際よく廃炉にしてもらいたいが、電力料金に跳ね返ることも問題だ。
Q 原発から早く撤退してもらいたい。技術の問題というが結局費用の問題ではないか。社内内部でも議論してもらいたい。
Q 関電の安全対策費に8300億円かかっているが、大飯1,2号の廃炉費用を引き当てている。引き当てが過小ではないか。
A 総額フィックスではないので…。

Q 背景にコストの問題がある。原発を進めるのが重荷になっていることを社内でも疑問視する声があると聞いている。
A 廃炉はあくまで技術面でのことだ。

Q 20年運転して、どれだけ経済的メリットがあるのか計算しているのか。経営陣は無能としか思えない。
Q とにかく安全第一に。自暴自棄になっているのではないか。立ち止まって、姑息な託送料金などでなく、きっちり対応してもらいたい。なにしろ関電がシェアでは圧倒的なのだから。安定供給は社会的使命だから原発に頼らないでやってもらいたい。
(ここまでで時間切れ)

★「廃炉は安全対策費が理由ではなく技術面の理由」と、ちょっと苦しい説明。対応が穏やかな担当者だけに、いよいよ行き詰っているんじゃないかと勘繰ってしまう。質問4と5は時間切れで今回は返答を聞いていない。また次回という約束を交わして終了。

◆2017年末までの累積集約で9111筆を達成

原発の電気はいらない署名は,2017年末までの累積集約で9111筆となりました。これまでのご協力ありがとうございます。引き続き,友人・知人にこの署名を広めていただきますよう,お願いします。

・2017年末の集約で新しく増えた分は,紙の署名4141筆,オンライン署名479筆,合計で4620筆となりました。
・これまで,2017/8/10に,紙の署名3899筆,オンライン署名592の合計4491筆を関電に目録として提示していますので,累計では,紙の署名が8040,オンライン署名が1071の合計9111筆となりました。

・これはすごい数だと思います(^o^)
関電が原発をやめるまで,がんばって継続しましょう。

◆広瀬隆さん「電力自由化を活用して原発を廃絶する方法」

広瀬隆『日本列島の全原発が危ない! ―広瀬隆 白熱授業』の
最後のしめくくりは
「電力自由化を活用して原発を廃絶する方法」です。

—–(以下,引用)
日本政府が完全に狂った状態で,原発の運転を止めるには,一つに裁判がありますが,裁判官が政治 家の人事権で悪人ばかりになってきたので,ハラハラ・ドキドキの訴訟ばかりにすがってはいられません。
今度は,百パーセント勝てる勝負をして原発を止めなければならない。もし日本で住民投票制度が確立されているなら,川内原発・伊方原発・高浜原発は,すべて止められるのです。なぜなら,福島原発事故を体験した現在日本に住む人間の7割以上が,原発を拒否しているからです。ところが,日本には住民投票制度が存在しない。
では,住民投票に代る手段がないかと言えば,実は,われわれはその方法を持っているのです!
それが,2016年4月1日からスタートした,電力の完全自由化です。
消費者が「原発を使わない電力会社=新電力」を選べるのです。電力自由化とは,まさしく,原発に対する国民的な住民投票なのです。電気料金が高いか安いかを選ぶのではなく,生き残るために,電力会社から新電力への切り換えを,まわりにどんどん広めてください。お願いします。
—–(引用,ここまで)

『日本列島の全原発が危ない! ―広瀬隆 白熱授業』

●概要
私たちの予測を上回って近づいている大地震の脅威。プールに大量に抱えている使用済み核燃料が,いつ暴走するかも知れない全54基の原発。そして,高レベル放射性廃液の漏洩で,たちまち日本列島を壊滅させるほどの威力を持つ東海村と六ヶ所村の再処理工場。「次の原発大事故が目前に迫っている」と広瀬氏は警告する。177枚のカラ一図版とともに,現在の日本が置かれている驚くべき状況と,市民が大事故発生時に取るべき具体的な対策を徹底解説。
本体価格 2150円十税
2017 年11 月20 日初版発行,176 ぺージ
発行 株式会社デイズジャパン

●もくじ
第一部:三大活断層「中央構造線」が動き出した!
川内原発と伊方原発に大事故を起こす中央構造線とは何か。
西日本の原発大事故がもたらす陸と海の壊滅被害 ほか
第二部:住民は避難できるか
大地震では逃げる道路も列車もない。
原発事故の被災地・福島県実情 ほか
第三部:使用済み核燃料と再処理工場が抱える「世界消滅の危険性」
日本には原発だけでなく東海村と六ヶ所村に再処理工場があることを忘れるな。
高レベル廃液が爆発すると日本全土が消える ほか

●著者略歴
広瀬隆 (ひろせ・たかし) 作家,ジャーナリスト。1943年東京生まれ。早大理工学部卒業後,大手メーカー技術者,医学書・医学難詰翻訳業を経て執筆活動に入る。著書に『 赤い楯』(集英社),『世界石油戦争』(NHK出版),『原子炉時限爆弾―大地震におびえる日本列島』(ダイヤモンド社)など多数。近著に『東京が壊滅する日―フクシマと日本の運命』(ダイヤモンド社)など。

◆バイバイ関電 12/11…セツデンチュウ

毎月11日は,14:46から1時間「使い捨て時代を考える会」が関電京都支店に近いところで,脱原発の定例宣伝を行っています。12月11日は寒風の吹く中,スピーチしてたら鼻水が (>_<)。そこで配付していたチラシ。

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原発の電気はやめよう!
バイバイ関電

原発は危ない。
原発は高い。

安いのは運転コストだけ
安全対策に莫大な費用
事故の補償は巨額
核のゴミ処理費用は計算不能

高い原発を未来世代にツケ回し?
事故が起きたらどうするの?

危険な原発の電気はやめよう !
電話一本で変えられます

♪ 関西に安心安全の電力会社がこんなにあるよ ♪

◆大阪ガス 0120-000-555 大手で安定、クリーンな天然ガス火力発電が中心

◆エネット0120-19-0707 大阪ガスNTTフロンティアが設立した電力会社

◆みらい電力 052-756-2331 太陽光などの再生可能エネルギーで地産地消を目指す

◆GREENaでんき 0120-33-7775 グリーン電力証書を適用し自然エネルギーを提供

◆Looop 0120-707-454 東日本被災地の太陽光パネル設置ボランティア活動から誕生

◆洸陽電機 HPから申し込み 再生可能ネルギーを推進する会社

◆滋賀電力 0749-56-0993 クリーンエネルギーの推進、エネルギーの地産地消

◆坊ちやん電力 06-6318-6714 分散型エネルギーの普及と地産地消で地域を活性化

◆生活クラブでんき 075-934-7371 共同購入会員限定、安心安全の食品と一緒に購入

未来のために 今 行動
みんなの節電で電気は足りてる
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◆12月4日に行った関電との話し合いの記録

関電側;広報担当者ほか1名。
使い捨て時代を考える会;4名。

今回は以下の質問書を提出し、話し合いました。
質問書
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  1. 高浜原発3号機、4号機の再稼動に強く抗議します。11月29日に北朝鮮のミサイルが日本海に落下しました。原子力発電を稼働させたままにしておくのは、極めて危険だと考えますが、これについての貴社の見解をお示しください。
  2. 来年1月には大飯3号機、3月には大飯4号機の再稼動を計画しているとの報道がありましたが、なぜ再稼動を急ぐのかご説明ください。福井地裁で2014年5月に運転差し止めを命じる判決が出ていますが、その事をどう評価されますか。
  3. 大飯1、2号機を廃炉にするという報道がありましたが、前回「社内から出た話ではない」というご説明でした。廃炉について、貴社内ではどのような議論があり、どのような結論になっているのでしょうか。
  4. 使用済み核燃料の処理についての、技術的、経費的なめどは立っているのですか。また、中間貯蔵施設を福井県外に作るということで、候補地を2018年に示すとのことですが、具体案があるのですか。
  5. 神戸製鋼の製品が高浜原発に使われていたとの発表がありました。前回の質問では使われているかどうかわからないので調べてみるとのご回答でした。調べた結果をお答えください。
  6. 高浜原発、大飯原発について住民の避難計画を提示してください。福井県のみならず京都府、滋賀県についても避難計画ができているのかご説明ください。内閣府が避難道路を検討中ということでしたが、避難のための道路もない状況でなぜ再稼働できるのでしょうか。住民避難のバスの確保、避難先の確保、老人・障がい者・病人など災害弱者への対応、ヨウ素剤の準備、大地震・豪雪・豪雨など重篤な自然災害が伴う場合の対応などについて、貴社自身が独自に検討されたことはありますか。
  7. 電力自由化によって、貴社から他社へ切り替えた消費者は、11月末で114万軒に上るとのことです。顧客離れに歯止めをかけるために原発を動かし、値下げをするそうですが、命の安全よりお金を優先する経営姿勢と見えます。消費者は原発に依存しない電力会社を望んでいることをもっと真摯に考えていただけないでしょうか。

以 上
……………………………………………………………………………
話し合いの内容
(Q;こちら側の発言  A;関電の発言)

A(質問1について)ミサイルに関しての(関電の)見解は、国による防衛システムが第一で、システムは整備されていると思う。国に対処してもらえると思っている。たとえ敷地内に着弾しても分厚いコンクリート内にあり、大事に至らない。多重の防護で安全を確保している。

Q 格納容器の天井は大丈夫か。ミサイルは爆発装置だ。政府が言えば言うほど不安になる。迎撃ミサイルが撃ち落とした実績はない。もし迎撃したらいっそう激しい反撃を受けることになる。
A 迎撃したら、すぐ事業者に止めろと国が言うが、事業者の判断で止められる。

Q 迎撃するというときに止めるのは常識だ。迎撃するから大丈夫とは考えられない。とにかく運転を止めて、少しでも安心と言える状態にしてもらいたい。
Q 電源が落ちたらどうなるのか。起きる被害が大きすぎる。どんな事態でも止めないのか。
A 電源についてはかんしき(寒冷式?)電源車で対応する。

Q 若狭は原発が多いから集中してねらわれる可能性がある。社内で問題になっていないか。
A 話題にはなっているが、会社の見解は先にお答えした通りだ。

Q とにかく一刻も早く止めてもらいたい。
(まだ言いたいこと、聞きたいことあるが次に移る)

A(質問2について)神戸製鋼のことで、大飯3号機は3月、4号機は5月と再稼動が先延ばしになった。新規制基準への対応で神鋼が使われているか調査しているので2か月遅れる。調査は、工事計画書に記載されている材料について、実際に使われているところを見に行き、検査証明書を見て図面を見てメーカーを特定する。10/24~11/30の間に14回やった。調査した結果、神鋼が出てきた。神鋼に立ち入り調査し、格納容器など安全上重要な容器について11/28に確認し、問題ないという結果だった。

Q 不適切な処理はなかったか。資料調査で分かるということが信じられない。資料は破棄されていることが多い。本当にやっているのか。第3者機関を使っているのか。
A 使っていない。

Q 結果は予想済みだったのではないか。都合の悪いことは出さない。
A 燃料集合体について、今調査しているところだ。その他の部品については神鋼が外部の委員会に調査させている。まだ結果は出ていない。

Q どの部品がどこのメーカーかという書類は保存されているはずだ。膨大な資料だと思うが公開してもらいたい。重要な機器については納品段階まで保管しているのか。資料が膨大でパンクすると思うが。
A(調査が内部で行われていることについての不安は)一般的な感覚と理解できる。資料は保管されており、紙の資料で残っている。

Q 検査が杜撰という神鋼の書類を使っているのが不安だ。第3者機関がやっているのは「その他の部品」だけなのか。
A 安全上重要な部位を先にやっている。電力会社に調べるようにと国が言ってきた。

Q 関電内部での調査だそうだが、普通は不正があっても言いたくない、使い続けたいというのが心情だ。関電が安全だからといっても信用できない。企業は隠すことが多い。
Q 東電ではバブルの開け閉めで右往左往した。配管の口径が合わなかったということもあった。東電ほど杜撰ではないと信じたいが、今のレベルでは不安だ。東電と同じではないか。マグニチュード7~9の地震が起きたら大丈夫か。材料は劣化する。作った時の材質は変化している。40年越えの原子炉を動かすことは心配だ。
A 規制委員会では専門家の話を聞いてチェックしている。

Q 神鋼の調査で大飯原発の再稼動が遅れるとのことだが、高浜でも調査しているのか。
A 高浜も調査している。

Q 調査しながら動かしているのか。
Q 調査は第三者に任せてもらいたい。社内の調査では隠すし、規制委員会は信じられない。他の機関で調べてほしい。
A 時間がないので質問3に答えたい。廃炉の方針を固めたという事実はない。

Q 内部から出た話ではないのか。
A リークはあるが、これはそうではない。
A(質問7について)11月末で120万軒になった。1200万軒のうちの1割で、厳しい。原発が止まっているから料金が上がっているので、動かして下げる。総合エネルギー企業として頑張っている。

Q 動かしたら値下げするというのは愚痴に聞こえる。
A 動かしたら値下げすると公開の場で約束させられた。

Q 原発を動かさなかったら大変で、北陸電力は配当ゼロ、値上げになると言っている。関電も同じ事情を抱えているのではないか。原発を動かして事故が起きたら経営は大変だ。他の電力会社でも綱渡り的に経営している。原発を維持する体制に無理がある。

★突っ込みどころ満載の回答でしたが、話し合い時間はたったの30分。少し引き伸ばしても40分にすぎず、こちらは不完全燃焼。問題が多すぎます!

◆10/22(日)大島堅一先生 講演会の報告

【報告】10/22(日)大島堅一先生 講演会「原発の電気は高くつく」……この講演会にお越しいただきました皆さま,台風が近づく雨の中,たいへんご苦労様でした。参加者は前回8/8よりも多くなりました。内容も質疑応答がひじょうに活発で,多くの疑問や意見が出て,大島先生には一つずつ回答していただけました。パタゴニアの会場が適当な広さで,座り心地の良い椅子が良かったですね(^o^)

◆10月20日に行った関電との話し合いの記録

関電側;広報担当者ほか1名。
使い捨て時代を考える会;4名。

今回は以下の質問書を提出し、話し合いました。
質問書
……………………………………………………………………………

  1. 高浜原発3号機、4号機の再稼動に強く抗議します。再稼働後に出てくる使用済み核燃料は1日あたりどのぐらいありますか。その処理についての計画をお聞かせください。
  2. 北朝鮮のミサイルが脅威を及ぼしていますが、ミサイルに対して運転中の原発は危険極まりないものです。停止させることで幾分安全が確保できると考えますが、このことについての貴社の見解をお聞かせください。
  3. 大飯原発3号機を来年1月に、4号機を3月に再稼動させる計画と報道がありました。免震事務棟は整備中であり、テロや大規模自然災害に備えるという特定重大事故対処施設はできていない状態と発表されていますが、なぜ再稼働できるのですか。
  4. 高浜原発、大飯原発について住民の避難計画を提示してください。行政との連携と聞いていますが、具体的にどのような計画が進められているのか示してください。住民避難のバスは確保できるのですか。避難先はどこですか。老人・障がい者・病人など災害弱者への対応はできるのですか。ヨウ素剤の準備はできていますか。大地震・豪雪・豪雨など重篤な自然災害が伴う場合の対応はできるのですか。
  5. 電力自由化によって、貴社から他社へ切り替えた消費者は、9月30日時点で109万軒に及びます。原発の電気は使いたくないという理由で切り替えた消費者も多数います。原発に依存しない電力会社を望んでいるからです。顧客離れは今後も増加するでしょう。8月に値下げをされた結果をどのように評価しておられますか。

以上
……………………………………………………………………………
話し合いの内容
(Q;こちら側の発言  A;関電の発言)

A(質問1について)高浜3,4号機の稼働に伴って出てくるのは、運転の仕方によって異なる。処理は六ケ所の稼働による。六ヶ所への搬出がなければ7年程度で満杯になる。大飯・美浜も含め、廃炉を除き9基が稼働しても、六ケ所が順調なら満杯は回避できる。

Q 1日あたりに出てくる量は?
A 数字はない。動いている日があったり動いていない日があったりするので、70%の利用率として計算している。

Q 使用済み核燃料は溜まる一方だ。安全性を危惧している。冷却水が抜けたらどうなるのか。
A 大飯原発について住民向けに説明会をしている。冷やす対策はしている。

Q 六ケ所の見通しはあるのか。
A(手持ちの書類を繰って調べる)

Q 六ケ所の稼働を期待しているということでしょう。
A いつと言うのはないが、今の状況で言うと、技術的課題が解決したことになっている。新規制基準への対応が少し残っている。審査は終わっている。

Q 六ケ所は、うまくいくはずでダメと言うことが続いてきた。後始末が確信できないことを心配している。そういう中での再稼動は不信を感じる。
A(質問2について)住民にもミサイルのことを聞かれた。弾道ミサイルで国が防衛システムを整備している。防衛大臣が破壊措置命令を出してくれる。着弾しても、ポンプなど堅牢な建物の中にあるので、直ちに大きなことは起きると考えていない。電源車、消防車など安全対策をとっている。国に言わせると、規制庁の回答では国が命令し、事業者に無理やり止めさせるが、事業者の判断で止められるとなっている。飛んでくると言ったらすぐ止める。

Q この前に飛んだ時は止めなかったではないか。できるかどうか不安だ。
Q 避難訓練はのどかなもので、地下に避難するとか机にもぐるとかいうことだったが、最も危険な原発は動いていた。すぐ止めるべきではないか。
Q 核施設を持っているということ自覚してもらいたい。上の人に伝えて。
Q 設計した人は、上に落ちたらどうしようもないと言っていた。
Q いまは破壊措置命令を防衛相は常時出している状態だ。危険と判断するべきだ。
A(質問3について)大飯3、4号機については稼動計画というより使用前検査を受けている状況だ。来年の再稼動は、見込みということだ。特定重大事故対処施設は、法律であとから出てきた。工事計画認可から5年の猶予となっている。設備はすぐにはできない。

Q 設備ができてから動かすのが常識ではないか。
Q 神戸製鋼は福島第2原発に搬入されたというが、関電はどうなっているのか。強度が満たないものは使わないでほしい。
A 神戸製鋼のものを使っているか調べてみる。配管が神戸製鋼のものかどうかで審査をしていない。

Q 審査は信用ならない。手抜きの材料が使われているかどうかだ。
A 基準にあった配管かどうかで審査をするので神戸製鋼かどうかということではない。

Q 規制委員会が実際に検査をするのではなく、神戸製鋼が出した書類で審査をしているのではないか。
A 調べてみる。

Q 日産の件はリコールになったが、原発はリコールの対象にできない。神戸製鋼製かどうか調べていないというのも不信だ。
A 私が知らないのかもしれない。他の部署で知っている人がいるのかもしれない。推測だが規制庁から何も言って来ないから大丈夫かと思う。

Q 規制庁は信用できない。ぜひ調べてもらいたい。
A すぐ調べてみる。

Q 大飯1,2号機が廃炉と言う報道があったが、どういう判断で廃炉にするのか。岩根社長が運転延長の申請をしたというわずか1か月後に廃炉となった。40年超のものを動かす方向と言っていたのに大転換だ。8月に値下げをしたが、顧客離れは減っていない。それが深刻なのではないか。
A 大飯1,2号機の運転延長を進めると社長が言ったのは事実だが…。

Q 廃炉は大変なことだ。あれは観測気球的なことか。
A 突然出てきた。社内は大混乱した。日経に出て、朝日、毎日にも出た。社内でどこから出たのかわからない。

Q 動かすつもりなのか。
A 動かす方向で準備している。

Q 電力自由化以降客離れのスピードが落ちていない。原発だから、高いからという両方と思うが、原発をやっているからという理由は大きい。それを見て廃炉にするのかと思った。
A 客離れは深刻だが、それでどうこう(廃炉か否か)ということではない。大飯原発の廃炉のことは関電が発表したものではない。

Q 高浜原発の安全対策にかかる費用は8300億円と聞いたが、大飯はどの位か。
A 1基あたり1000億円以上となる。運転延長申請の時に合算して、採算が取れるという金額で出す。

Q 経営が厳しくなり、経費削減して、労働強化や下請け労働者へのしわ寄せがあるのではないか。手抜きにつながると思うが、対策は。
A 対策をとる。経費をけずってはいない。

Q 経費を削った結果がクレーン事故だったのではないか。ほかにも事故が起きている。運転したときにどうなるか不安だ。安全最優先と言っているのに。
A 安全最優先ではない経営者はいない。安全最優先でやっている。

Q 安全最優先というなら、安全対策設備ができてから動かすのが常識ではないか。
Q お金がかかる火力を切り替えたいということで無理をしなくてはならなくなっているのではないか。結果的に手抜きをしなければならないほど切羽詰まっているのではないか。
A 修繕費もだいぶ削ってはいる。

Q それが大問題だ。大事故につながりかねない。火力の事故は原発よりもまし。原発はどうしようもない。
A 時間がないので、質問4について答えたい。避難計画は国、内閣府が京都府とやることになっている。京都では住民も入って第3回地域協議会が開かれた。第2回のものだが、協議会の内容が京都府のHPに出ている。

Q 関電がむしろ国に避難計画を言っていくべきではないか。
A 内閣府も意見を聞いている。私どもがやる立場にない。

Q 住民は不十分と考えている。京都府も立地県並みと関電は認めるべきだ。国に任せてあるでは済まされない。
A 訓練を一緒にやっている。

Q 福井県境で足止めになる。福島では米兵が急性被ばくに近い形で被曝し、9人死んだという。それに近い状況が起きる。
Q 市民の中でヨウ素剤を配ってほしいという要求がある。冬は交通マヒになる。現地で心配している。他人事ではない。
A 避難計画については内閣府が持ち帰り、道路をつくることを検討している。

Q 道路ができる前に再稼働するのはおかしい。屋内退避と言うが無理だ。危険と分かっているのになぜ再稼動するのか。
A 地域協議会のHPに規制庁、関電関連の資料も出ているので見てもらいたい。もう時間なので。

以上