カテゴリー別アーカイブ: 使い捨て時代を考える会

◆9月6日に行った関電との話し合いの記録


関電側;広報担当者ほか2名。
使い捨て時代を考える会;4名。

今回は以下の質問書を提出し、話し合いました。

質問書
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1.原子力規制委員会がテロ対策施設(特定重大事故等対処施設)の設置計画について、計画年度以内に設置できなければ運転停止を命じるとの方針を発表しました。貴社の原発に関して、5月10日の話し合いで、「高浜3、4号が1年、高浜1、2号が1.5年、大飯3、4号が1年、美浜も1.5年遅れる」とのご説明でした。安全第一と言いながら、施設を設置することなくなぜ原発を動かしているのでしょうか。テロの対象となるような設備で発電することについて疑問はないのでしょうか。また、それぞれの対策の進行状況を教えてください。

2.稼働40年を超えた高浜原子力発電所1、2号機と美浜原発3号機について、原子力規制委員会により最長20年間の運転延長を認められ、高浜1号機を2020年6月に、2号機を2021年2月に、美浜3号機を2020年8月に動かすとのことですが、本当に動かすのですか。電力が足りている中で老朽化した原発まで動かす理由はどこにあるのでしょうか。再稼働を直ちに断念し、そのための工事も中止してください。

3.使用済み核燃料の処理についての、技術的、経費的な目途は立っているのですか。2020年以内に決めると言っている福井県外の中間貯蔵施設の候補地は決まりましたか。福井県に乾式貯蔵施設を作ることも検討しているのでしょうか。また来年フランスよりMOX燃料を搬送し、高浜3号、4号機で使用するとの報道がありましたが、プルトニウムを使った危険な燃料を使うのですか。この処理はどうするのですか?

4.電力自由化によって、貴社から他社へ切り替えた消費者は2019年7月末で263万件を超えました。大飯原発再稼動、高浜原発再稼動で契約離れが加速していますが、そのことについてどうお考えですか。消費者は原発に依存しない電力会社を望んでいるのです。このことについてどのような見解をお持ちでしょうか。

5.避難計画は現在どこまで進んでいますか。具体的にお示しください。

6.立地自治体以外であっても、京都府のように原発に近い自治体とは、「再稼動・運転延長には事前了解を必要とする」という安全協定を結ぶ必要があると考えますが、このことについて貴社の見解をお聞かせください。

7.分社化によって京都支社は今年7月から送配電カンパニーとなり、2020年4月より子会社となるとのことですが、送配電部門は新電力にどのように対応するのでしょうか。

以上
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話し合いの内容
(Q;こちら側の発言,A;関電の発言)

Q 7月からどのような組織になったのか。

A 私は送配電カンパニーのコミュニケーション部担当である。

Q 京都支社はどうなったのか。

A 電力本部が各地域にあり、総務部と一体化したものが支社になり、地域担当の窓口となる。来年4月に子会社になる。

Q 前任者から送配電部門は独立し、発電事業には対応できないと聞いたが。

A 送配電部門は中立で、特定の発電事業者との個別の話はむずかしくなるが、原発一般の理解活動を行う。

Q 関電以外のことも聞けるのか。

A 調べて答えることはできると思うが、中立性は担保する。

A(質問1について)高浜3、4号機は1年、大飯3、4号機は1年の延長。敷地造成が完了して本体の工事中である。高浜1、2号機は2.5年、美浜は1.5年遅れる。敷地造成に着手したところだ。期間を短縮する方向で努力している。

Q 設備ができていないのになぜ動かしているのか。

A 本体はシビアアクシデントを起こさない対策をすでに備えているので、プラントの稼働は可能だ。

Q テロ対策も今の機能で対応できるということか。

A 何かあったときに放射能が外に漏れないようになっている。

Q もし、重大事故が起きた場合はどうなるのか。

A 格納容器が破損しても拡散しない設備を備えている。

Q それならば、規制委員会の言う追加の設備の意味はどういう事か。

A さらなる安全の向上ということだ。

Q その設備でどんなことが可能になるのか。

A 炉心冷却とか原子炉建屋が損傷した時外に放射能を出さないとか…

Q ミサイル直撃とかが起きても大丈夫というが、原子炉を設計した人が防ぐのは難しいと言っていた。原発が動いていることが怖い。

Q 施設ができたとしても心配だが、できていないのに動かしているのが不安だ。

A 当社の認識を話したが、不安があることは伝えておく。

Q 美浜原発では施設の場所を選定しなおしたと聞いたが、ゆっくり作っているから計画が守れないのではないか。安易に考えていないか。

Q 運転を止めるべきだ。福島も大丈夫と言っていて事故を起こした。

Q 安全のためと言ってどんどんお金をかけているが、そこまでして原発になぜこだわるのか。メリットがあるのか。

A 繰り返しになると思うが、エネルギー政策で必要とされている。ベストミックスの一つだ。

Q その話は常に聞いてきたが、状況は変わってきている。電力が足りない、停電になると言われていたがそれも変わってきている。電力不足はない。安全性についてもどのような不安があるから対策をするという説明ではなく、何についてやっているのかわからない。話し合いを進めてきたが、進めるほどに不安が増す。

A 不安の解消ができていないということか。

Q 避難についても説明できていない。京都府は被害を受ける人口が多い。避難計画の実態がわからないし、聞こえてこない。関電として何が不安なのか、そのために何をしているのかという説明がない。規制委員会も場当たり的だ。安全神話で絶対安全と言っている中でチェルノブイリ、福島事故が起きた。抜本的説明がなされていない。

Q 原発をやめてほしい。エネルギー源を代えてほしい。

Q 美浜は敷地変更と聞いたが、もう敷地造成を始めているということか。

Q 40年越えの原発は採算が取れないのではないか。あえて再稼働するのは関電の考えか。とくに美浜は関電が廃炉したいと考えているという報道も見たが。老朽原発を動かすのはなぜか。経済性もない。

Q 原発にはどのぐらいお金がかかるのかわからない。計算しようがない。すべて見切り発車している。

Q PWRは安全というが疑問だ。技術的に言うとPWRのほうが危険だ。冷却系が複雑だ。船舶用に開発され配管が複雑になっている。事故が起きたら大変だ。スリーマイルではほんのちょっとしたトラブルから事故が起きた。危険性が高い。日本ではPWRが事故を起こしていないから安心しているのではないか。

Q 質問1ではどんな事故を想定し、どんな対策をとり、そのためにどれだけ出費しているのか。

Q 自然エネルギーに変えたら顧客が帰ってくる。原発は燃料が安いというが処理を考えたら高い。経済性も合理性もない。自然エネルギーにお金をつぎ込んでほしい。

A 再生エネルギーも電源構成に含めている。

Q 決算書を見ると再エネに対する投資は増えているか。どの程度増えているのか。関電は減らしていると思う。

A 決算上のことはわからない。

Q フランスでは高速増殖炉をやめると言っているし、原発の輸出もできなくなって、世界的に原発はやめる方向に進んでいる。時代遅れになりつつある。目先に取らわれず、この先のエネルギーをどうするか、子や孫の代までの長いスパンで考えていくべきではないか。

A(質問2について)再稼働は未定だ。安全対策を行っている。高浜1号機は2020年5月、高浜2号機は2021年1月、美浜3号機は2020年7月の予定で、シビアアクシデントに対する工事を行っている。

Q 再生エネルギーにお金をかけられない理由がそこにあるのではないか。古い施設にお金をかけなくてはならない。

Q 車は40年前に作ったものなど怖くて使えないが、なぜ原子炉は使えるのか。40年もたつと金属の脆化が進んでいる。実物ではテストできないからテストピースで行っていると思うが、不安だ。圧力容器の問題など技術がわかる人に聞きたい。高浜1号機には配管が何メートルあるのか。交換しているのはどのぐらいか。初期から使っているのはどのぐらいか。定検の時間を短縮していないか。短縮によって問題個所が見つけにくくなっていないか。など聞きたい。
40年越えは沙汰の限りだ。福島では配管がわからなくて大混乱した。図面通りでなく、工事がずさんだったことが分かった。バルブがゆるめられなかった。福島事故から学んだことは何か。

A(質問3について)再処理で95%以上が再使用可能だ。取り出して2021年度に日本原燃で処理する。高レベルは地下に保存する取り組みがフィンランドやスウェーデンで先行している。

Q 小泉さんは北欧に見に行ってダメだと思い脱原発になった。もっと慎重に考えてもらいたい。

Q 処理もできないのになぜ動かすのか。どんどん使用済み燃料が増えるではないか。

Q MOXは熱伝導の差で内部温度が高くなる。事故が起きたら危険度高い。初期はウラン燃料で設計したはずだが、いつ、なぜ、MOX燃料になったのか。

Q MOXを処理する施設はできていない。処理できないのに再稼働するのか。

A MOXの処理はできない。

Q それでも動かすのか。

A(質問4について)電力切り替えの動きのあることは認識している。1200万件のうち2割がスイッチングした。関西はスイッチングが多い。値下げでも変わりない。

Q 原発のせいで値下げができないのではないか。

A(質問5について)地域の防災は自治体がやる。避難計画は重要なので協力している。原子力事業者の防災計画はある。

Q バスの運転手が足りなくて大変と聞く。避難の時バスをチャーターするとなっているが、どうなっているのか。ピストン輸送するはずだが。

A 知らないので調べる。

Q 避難計画は事実上できていない。京都市東山区は舞鶴市の市民を引き受けることになっているが、被曝をどうやって測るのか。除染はできるのか。除染に時間がかかって長時間避難できないことも起きる。受け入れ側の2次被曝も考えられる。事故が起きたらどうするのか。

Q 一企業が危険な施設を持っていて避難計画を自治体に任せているというのは理解できない。会社として独自に避難計画を作るべきではないか。

A(質問6について)歴史的経過がある。立地、隣接、隣々接とあり、地域協議会で協議して対応していく。

Q 福井県庁は高浜原発などから100キロあり、60キロの京都府庁より遠い。

Q 福島では立地自治体でないところは情報もなく取り残された。人権の問題だ。距離や地形で考えるべきではないか。琵琶湖を抱えている滋賀県は深刻だ。

Q(質問7について)完全分社化するべきではないか。考えていないのか。完全分社化でなければ親会社による利益誘導があると考えられる。

A 国のガイドラインに則ってやっている。

Q 国は信頼できない。電力事業をどうするのか。関電は大きすぎる。自由競争ができない。公正な分社化をするべきだ。

(以上)

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◆6月20日に行った関電との話し合いの記録

関電側;広報担当者ほか1名。
使い捨て時代を考える会;4名。

今回は以下の質問書を提出し、話し合いました。

質問書
……………………………………………………………………………
1.このたび関西電力の分社化で京都支社のビルには送配電カンパニーが入り、発電事業は他へ移行するとのことですが、全体としてどのような組織編成になるのか教えてください。そうなった場合の本会との話し合いはどのように継続できるのでしょうか。

2.これまでの話し合いの中で私たちが述べた疑問を列記します。どのような見解をお持ちでしょうか。

1)テロの対象となるような設備で発電すること
2)地震および火山などの影響評価が確定していない状態で原発を稼働させていること
3)危険性の高い稼働40年を超えた老朽原発の運転延長を進めていること
4)危険性の高いMOX燃料での発電を進めていること
5)使用済み核燃料の処理の目途が立たないのに原発を運転し続けていること
6)避難計画が立てられていない中で原発を運転していること
7)立地自治体以外の自治体と再稼動・運転延長には事前了解を必要とするという安全協定が結ばれていないこと

3.分社化によって、送配電部門は新電力にどのように対応するのでしょうか。原発を推進する関電からの顧客離れが続いていますが、今後の対応をお聞かせください。

以上

……………………………………………………………………………
話し合いの内容
(Q;こちら側の発言,A;関電の発言)

Q 送配電カンパニーは関電の100%子会社なのか。

A 京都支社は7月から送配電カンパニーとなり2020年4月より子会社となる。2020年3月までは同じ会社である。7月以降は送配電カンパニーとなり電気事業法23条により広域性・中立性をもって事業を行うので、個別発電に関する話し合いはできなくなる。

Q 関電は他の電力会社と比べて圧倒的な規模だから公平性はむずかしいのではないか。どう理解したらよいのか。

A 電気事業法の解釈の問題を言っているのか。新電力と関電は公平に扱われなければならない。

Q その公平性が疑問視されている。九州電力など巨大発電施設を持つところでは新電力の受け入れを拒否することが現に起こっている。弱小電力を全面的に引き受けるなら問題ない。原発は突然止まるが、そうなったらどこかに割り振らなければならなくなるのではないか。

A 出力制御の順番のことか。優先する発電が決まっているのでどうしても再生可能エネルギーで調整することになる。

Q そのことを議論するつもりはない。そもそも原発を優先するという順番を決めているのは日本だけのことで、欧州などでは再生可能エネルギーをベース電源として、原子力や火力で調整している。公平性がこれまでの実績ですでに疑問ということだ。公平性は予定されていない。

A 質問を端的に言ってもらいたい。

Q 100%子会社では関電の存在は大きい。法律的に中立となっているが、それが保たれるか疑問だ。

Q 公平性を保つために話し合いを続けられないというが、送配電部門が話し合う場とならないとは言えない。

Q 組織図からするとみなさん(谷口氏たち)は送配電の広報になるのか。

A そうだ。

Q 発電部門は福井と大阪になるのか。

A そうだ。面談は大阪本社に広報室があるがそこではやらないと言っている。

Q 月1回ランチタイムの行動があるということだが。

A ビル管理上、新規は受け付けないとなっている。1階ロビーで話し合いをしていたが、こういう紳士的な場になっていない。録音で聞いたが罵声が飛び交っていた。

Q 1回参加したことがあるが、その時は「紳士的」だった。

A みなさんは「新規」に当たるので、本店では受けられないということだ。

Q 我々は8年も続けてきたので新規とは言えないのではないか。組織改編で受け付けられないというのはおかしい。送配電部門だから受け付けないということにも疑問がある。託送料金はいまのところ関電の廃炉には使われないかもしれないが、福島事故には使われる。今後はどうなるかわからない。送配電に関しても質疑をしたい。

A 福島に関する質疑などはホームページなどで対応している。質疑の場をもってしまうと、原子力の話をしていないと言っても、査察に入られたら…(問題になる)。社内では受けられない。福井では面談はやっていない。申し入れ書など持ち込まれることがあるが、ビル管理上受け取るだけだ。

Q 話し合いを避けるとは役所以上に官僚的だ。民間企業としてそれでいいのか。慎重に考えてほしい。

Q この話し合いでは広報担当のみなさんは広報の役割を果たしていた。いろいろなことが聞けた。大阪、福井で対応できないというのでは困る。

A 本店で受け入れるか否かについて、微力ながら受け入れられないかと聞いてみたが、HP、SNSで発信しているので、そちらを参照してHPで問い合わせてもらいたいとのことだった。

Q 経営のことや技術のわかる人と話したいと言ってきたが、本店の態度は厳しい。改めて本店に交渉してもらいたい。本店は公式に行くとすべて拒否される。

Q 明日の株主総会でこのチラシ(「加速している関電離れ」というチラシ)を配りたい。喧嘩する気ではなく健全経営を望んでいるのだ。電力の安定供給は大事だし、分社化で健全性がなくなるなら分社化すべきではない。東電は国が守っている。東電の元幹部3人が訴えられているが、裁かれるべきは霞が関だ。経営を変えてほしい。話し合いが受けれないなら、この動きをもっと広げていく。だからこの話し合いは大事なのだ。慎重に受け止めてもらいたい。関電からの離脱を願っているのではない。健全経営に変わることを願っている。

A 不買運動なのか。

Q そのようなことだ。原発の電気は買わないということだ。話し合いの窓口もないとなるとそうせざるを得ない。送配電美門は完全別会社でなければならない。公平性を疑う。話し合うことは大事だ。このままだと本社で話し合うことになる。

Q 火山灰について聞きたい。

A 5月29日に規制委員会の資料が出ているが見ていない。規制委員会が判断した通り大山は活火山ではなく、たとえ噴火しても大きな影響は受けないとのことで、運転差止にはならない。

Q 今年12月27日までに再申請になったとのことだが、どういう内容か。

A 規制委員会が30㎝というので、30㎝で申請することになると思う。

Q きちんと対策をとっているのか。

A もともと50センチくらいの重量の火山灰に耐える建物を作っていた。だから私個人の考えだが、数字を書きなおして申請し直すだけでいいだろうと思う。

Q 地震のガル数でも計算がどんどん上がっていく。本当に安全か疑問だ。

A 審査がOKで稼働している。

Q 樋口元裁判官の話では耐震性が一般住宅より低いということだそうだ。大丈夫なのか。

Q 疑問に対して先に答えありきだ。計算で大丈夫でも実証されていない。原子力発電は実証できない。火力発電などは改善されてきているが、原発はどんな危険があるか想定していなかった。企業姿勢そのものが問題だ。これまで続けてきた話し合いがなくなるなら、危険が暴走することに居直ったと考える。分社化しても資本系列が一緒では。金がすべてなのではないか。

A そんなことはない。

Q 送配電部門での話し合いはホールディングスの指示でできなくなるのではないか。

A 同じ会社だから電気事業法上はできる。

Q この社会のルールに従っていることに異議はないが、そのルールで福島の事故が起きた。規制委員会に責任を押し付けている。慎重に受け止めて、この話し合いを続けてほしい。FIT電力を差別しているのではないか。

A 日本のルールがある。

Q スペインなどは違う。

Q 原発のことは送配電の問題でもある。公平性を期待しているからこそ話し合いたい。

A 今後の面談を申し込むということか。

Q 送配電部門での話し合いはできないのか。

A みなさまとは特別に話し合っている。

Q 特別とはそちらの事情ではないか。

A 引き続き京都でということか。

Q そうだ。なぜここでできないのか。

A 7月1日から変わってしまうので。

Q 話し合いはここで続けてもらいたい。谷口さんはどこに行くのか。

A 送配電部門だが、大阪本店に行くことになっている。京都の送配電部門では、質問書を持ってきたら受け取ることはできる。受け取って電力事業部門にもっていくことはできる。ここの建物は関電のものだが、建物の管理は送配電カンパニーが行う。

Q 発電も送配電も一つのものだと理解している。原発の電気が優勢と思ったらそれに物申したい。

A 本店でも福井でも話し合いはやっていない。

Q 前は本社で対応していたが、チェルノブイリ事故以降は一切会わなくなった。

Q 本店に行くか、もしくはここに本店から来てもらいたい。

A 取次も法律上できない。

Q 公平性を求めているなら完全に分社化するべきだ。日本では社内分社だ。

Q 本店で市民団体が罵声を出したというが、仮に彼らが罵声を出したとしても、罵声を出すのは関電側に問題があるからだ。

A 取り次げない。

Q なぜか。

A 電気事業法上だ。

Q 本社の広報室とは話をしたのか。

A していない。

Q 話し合いを続けるように再度申し入れたい。

A 本社に聞いて後日連絡する。

Q 来年4月末までは同一会社なら、話し合い継続は問題ないのではないか。

A 広域性・中立性は7月から適用される。京都支店は7月から送配電部門になるので。

Q それまでに本社に取り次いでもらいたい。8年間話し合ってきたのに、できないというのは乱暴ではないか。何とかならないのか。

A 我々は送配電部門に入る。

Q 7月から送配電に入るなら6月いっぱいは取り次ぐことができる。ぜひやってもらいたい。

Q このビルには発電部門はいないのか。

A 基本的にいない。大阪の話し合いは無理。

Q 利害関係者との話し合いを断つなら、こちら側の姿勢は厳しくなる。ここで話し合えないのなら、窓口を縮小するということか。

A 話し合いの場所がないなら明日の株主総会で荒れるということか。

Q そうではない。

A 不買運動をしようとする報告しておく。

Q 京都で話し合いができないのなら大阪でやりたいと本店に強く伝えてもらいたい。

Q 6月中に話し合いを続けてもらいたい。

Q 原発が作った電気が混ざっているという現実は変わらない。8年間友好的だった。

Q 小さい場だがたくさんの人が見ている。

Q 大阪と話し合いができない状態なので、関電の状況がわからないから、この話し合いは大事だ。

Q ここでは使い捨て時代を考える会のメンバーだけできているが。大阪となるともっと広くなる。

A 自分は(谷口氏)カンパニー所属で大阪に行くことになる。

Q どんなに小さくても希望があるなら、荒れることはない。

Q これまでの話し合いには感謝している。

Q 大阪本社が受けない理由は何か。

A HP,SNSでという方針だ。本社で荒れたすごい記録を聞いた。

Q HPやSNSではなく直に話し合っていろいろと聞きたいのだ。

A そのことも伝える。

Q ちゃんと話を聞いてくれたら荒れることはない。

A 話し合いの継続については今月中に返事をする。

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7月からの分社化で京都支社での話し合いはできなくなるというので、話し合いの継続をめぐって1時間10分にわたりやり取りした。今後も京都での話し合いを継続するように口頭で何度も強く申し入れ、一応本社に掛け合い返事をするということになった。6/26現在、まだ連絡はない。

大阪本店では基本的に市民団体の申入れに対して話し合いの場はもうけてきていないので、今後、市民団体が申し入れて関電が話し合いに応じる場がなくなるということを意味している。非常に問題だ。

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6/28(金)キンカンの最中に、関電から連絡が入り、部署は検討するが、京都で話し合いを継続するとのこと。

 

 

◆5月10日に行った関電との話し合いの記録

関電側;広報担当者ほか1名。
使い捨て時代を考える会;4名。

今回は以下の質問書を提出し、話し合いました。

質問書
……………………………………………………………………………
1.原子力規制委員会がテロ対策施設(特定重大事故等対処施設)の設置計画について、計画年度以内に設置できなければ運転停止を命じるとの方針を発表しました。貴社の高浜原発、大飯原発、美浜原発についての設置計画、工事の進捗状況、期限延長の可能性などをお聞かせください。規制庁は設置期限に間に合わなければ運転停止するとの方針ですが、設置することなく原発を動かすことが安全といえるのでしょうか。私たちは、今すぐ止めるべきだと考えます。また、テロの対象となるような設備で発電することについて疑問はないのでしょうか。

2.稼働40年を超えた高浜原子力発電所1、2号機について、原子力規制委員会により最長20年間の運転延長を認められ、1号機を2020年6月に、2号機を2021年2月に動かすとのことですが、本当に動かすのですか。電力が足りている中で老朽化した原発まで動かす理由はどこにあるのでしょうか。再稼働を直ちに断念し、そのための工事も中止してください。

3.使用済み核燃料の処理についての、技術的、経費的な目途は立っているのですか。2020年以内に決めると言っている福井県外の中間貯蔵施設の候補地は決まりましたか。福井県に乾式貯蔵施設を作ることも検討しているのでしょうか。また来年フランスよりMOX燃料を搬送し、高浜3号・4号機で使用するとの報道がありましたが、プルトニウムを使った危険な燃料を使うのですか。この処理はどうするのですか?

4.電力自由化によって、貴社から他社へ切り替えた消費者は2018年12月末で200万件を超えました。大飯原発再稼動、高浜原発再稼動で契約離れが加速していますが、そのことについてどうお考えですか。消費者は原発に依存しない電力会社を望んでいるのです。このことについてどのような見解をお持ちでしょうか。

以 上
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話し合いの内容
(Q;こちら側の発言,A;関電の発言)

A…(質問1について)事実関係を言うと、設置計画では、テロ対策施設(特定重大事故等対処施設)の設置期限は認可から5年で、高浜3号が2021年8月、高浜4号が2021年10月、高浜1、2号が2023年12月、大飯3、4号が2023年8月、美浜が2023年4月となっている。関電が申請している期限の延長は、その設置期限から、高浜3、4号が1年、高浜1、2号が1.5年、大飯3、4号が1年、美浜も一応、1.5年遅れるということになっている。工事の進捗は、高浜3、4号が一番進んでいて、敷地造成が済み、今本体工事を行っている。高浜1、2号、大飯3、4号、美浜は敷地の造成を行っており、本体工事まで行っていない。

Q…それはグーグルマップで見ることができるか?

A…個人情報のせいで見ることはできないようになっていると思う。

Q…費用はどのぐらいかかるのか。

A…叱られるかもしれないけれど未定だ。設置場所を代えろと言われて、山を切り崩す工事などが出てきているので、どれだけかかるかわからない。

Q…報道で、テロ対策重大施設関連費用全部で4千億円と書かれていた。場所の変更はどういうことか?

A…我々もほとんど知らない。

Q…安全対策工事の変更を言われているのはどこのことか。

A…どこというのはなかったと思うが、いま資料を持っていない。

Q…地盤に問題があるのではないのか。

A…原子炉から100メートル話さないといけないが、原子炉から近すぎるという事とか。

Q…高浜に行くとどんどん建物が増えている。ヘリポートは作ったらしいが。

A…さすが詳しい。

Q…設置場所を変更しろというのはいつ出たのか。

A…川内原発で詳細設定が出たので。

Q…場所の変更を言ってくるということは、敷地造成をやっている段階の原発のことだろうから、大飯3,4号のことではないか。高浜3,4号はすでに本体工事に入っているから、さすがにそれを注視して場所を変えろということではないのでは。

A… そうかもしれないが、我々もわからない。

Q…規制委員会が設定期限をずらしてきているので、今回もずらしてくれると思っているのではないか。

Q…遅れが生じる原因は何か。設定期限がずれるのがそもそもおかしい。最初になぜ許可されたのか。

A…もともと認可から施設建設まで5年の猶予を認めるとなっており、今年の2月に重大施設の詳細設計が決まった。それに対して、場所を変更するようにと言われたと聞いている。

Q…認可の時点では全く白紙だったのか。具体的にどのようにテロ対策施設を造るか全く決まっていないのに稼動許可が出て稼動しているということがおかしい。5年もあればできると思っていたのか。

A…山を削ってとまでなるとは思っていなかった。

Q…5年間に何かあったらどうなるのか。そもそもが見切り発車だ。

Q…そこへ過大投資して他の予算を削っているのではないか。

Q…工期を早めることになり、2交代制で24時間やっていると聞いたが、普通は3交代制だろう。2交代をさらに早めるなんて大変だ。働き方改革に反する。手抜き工事が心配だ。

Q…工事の短期化でもっとコストがかかる。どこでペイするのか。

Q…コストも時間もどんどんかかっていくのに、40年越えの原発では工事が終わっても稼働できる年数がますます減るのではないか。美浜3号機をやめるという話はでていないのか?

A…特重(特定重大事故等対処施設)の話は出ていなかった。

Q…宣伝費にどのぐらいかけているのか。

A…それは公表できない。でも100億とか200億とかはかからない。

Q…大事な部分の出費を抑えているのではないか。送電線のメンテナンスが減っている。事故が起きたら大きなトラブルになる。無理して経営しているのではないか。良識を超えている。

A…安全最優先で進めていくに尽きる。

Q…経営の長期見通しを聞きたい。きっちり説明してもらいたい。

A…10年の中期計画は出している。

Q…関電が潰れたら困る。社会的責任があるのだから経営の見通しを示してほしい。

Q…原発依存としか思えない。関電は安全対策が遅れていて、設置期限の延長を申請しているが、遅れれば遅れるほど原発を稼働できる期間は少なくなっていくのだから、採算が取れなくなるはずだ。60年の期限を超えないと採算が取れないとなっている。40年を超えた運転自体がたいへん危険なのに、60年以上動かすなど信じられない。危険すぎる。目先のことを優先しているのではないか。

Q…テロの対象になるような設備をもつのがおかしい。

A…テロの対象になったことはない。

Q…テロ対象になっているからテロ対策施設が問題になっているのだ。朝鮮半島情勢もこの間は落ち着いていたが、安倍政権の姿勢の影響で、また情勢が緊迫してきた。そもそも原発が稼働していなければ、テロの標的となることを心配しなくて済む。稼働をやめて、廃炉にすべきだ。

Q…質問3について聞きたい。MOX燃料は処理に倍かかる。通常の使用済み燃料は冷却に4~5年かかり、鑑識貯蔵にするのに30年くらいだが、MOXは60年だ。

Q…そもそも使用済み燃料のことなど、後のことを全く考えずに原発を造ったり稼動していることが驚きだ。もんじゅは解体を考えずに作ったと聞きショックだった。

Q…プルトニウムは半減期が24000年だ。

A…使用済み核燃料処理の技術的めどは立っている。95%が再利用可能だ。青森で行う。高浜はMOX使っているが、MOXの使用済み燃料処理のための第2再処理工場は構想段階だ。関電としては中間処理施設は福井県外に作る方向でやっている。しかし場所のめどは立っていない。さまざまな関係者と話が進んでいると社長が言っている。乾式貯蔵を市町村が受け入れる方向だと聞いている。関電は福井県内で乾式貯蔵を行うという立場は取っていない。(※公式にはという意味)

Q…技術的に処理に時間がかかる。お金もかかる。見切り発車していることを社内で問題にしないのか。(テロ対策施設の猶予期間である)5年間というのを守れなかったのも、「やれそう」という見切り発車ではないのか。乾式貯蔵でもお金が膨らむ。どんどんお金をつぎ込むという経営体質でいいのか。原発が動かなければ当面の利益が出ないからと、将来のエネルギーのあり方や安全性など全く考えないで、とにかく原発稼動ありきでやっている。かつての日本が戦争に突入していったことを彷彿とさせる。戦争と同じ論理でやっているように見える。見通しなしに、どんどんお金をつぎ込むのが戦争だ。電気が届かなくなるのは万人の問題だから、経営責任として率直に明らかにしてもらいたい。経営がわかる方に説明してもらいたい。

A…会社なのでここまでというところまでしか説明できない。

Q…公益事業なのだから説明責任がある。もはや会社ではないのではないか。

A…時間なので…。

Q…経営のわかる方に具体的に話を聞いて安心したい。

A…法的なことで送配電分離が決まり、今日参加している2名は7月から送配電部門に異動することになっている。原発の担当は福井と大阪になる。こんな大変な時期に分社化をさせるなんて、国の方針にぼくらも疑問を持っている。

Q…国の問題というより関電の問題だ。ホールディングでやるかも不徹底だし。

Q…このビルの中で部門が分かれるのか。

A…このビル自身は送配電部門になる。

A…(分社化で)次の話し合いの担当がどうなるかまだ分からない。わかったら連絡する。
—–
原発がテロ対象という事を実感していない感じ。テロの対象になったことがないと、テロ対策施設を造る必要がないかのような言い方だった。規制委員会が言っているからやるけど、止めることはしないだろうとか、また延長してくれるとでも考えているのか。施設設置にかかるお金は莫大みたいだけど。MOXの処理技術のめどが立っていないという事実に仰天。それでも原発を動かすというのは常軌を逸しているとしか思えない。

◆3月15日に行った関電との話し合いの記録


関電側;広報担当者ほか1名。
使い捨て時代を考える会;4名。

今回は以下の質問書を提出し、話し合いました。

質問書
……………………………………………………………………………
1.今年3月11日で福島原発事故から8年経ちました。福島原発事故の処理は現在どこまで進んでいると認識されていますか。炉心がどうなっているのか。使用済み核燃料はどうなっているのか。汚染水の管理はできているのか。健康被害は起きていないのか。被害を受けた住民への賠償は進んでいるのか。この事故で事後処理にかかった経費はどのぐらいか。これからどれだけの経費を必要とするか。ご存知の範囲でお答えください。

2.電力自由化によって、貴社から他社へ切り替えた消費者は2018年12月末で200万件を超えました。大飯原発再稼動、高浜原発再稼動で契約離れが加速していますが、そのことについてどうお考えですか。消費者は原発に依存しない電力会社を望んでいるのです。このことについてどのような見解をお持ちでしょうか。

3.3月6日に高浜原発1号機で再稼働に向けた工事中に火災が発生しましたが、単純なミスからの火災でした。一昨年起きたクレーン倒壊事故も単純なミスでした。このようなことが大きな事故につながる可能性は否定できません。いうまでもなく、大きな原発事故は取り返しのつかない事態になります。高浜原子力発電所1号機は40年を超えていますが、老朽原発の再稼働は特に心配です。電力が足りている中で老朽化した原発まで動かす理由はどこにあるのでしょうか。再稼働を直ちに断念し、そのための工事も中止してください。

4.使用済み核燃料の処理についての、技術的、経費的な目途は立っているのですか。また、2020年以内に決めると言っている福井県外の中間貯蔵施設の候補地は決まりましたか。使用済み核燃料の後始末はいったいどうするのですか。

5.前回のお答えの中で、「原発賠償訴訟起こした人に詐欺があった」「舞鶴のほうでは詐欺的業者の営業の電話がかかっている」という「詐欺」という言葉が出てきましたが、それを知ったのはどういう情報ですか? 特に原発賠償訴訟では被害を受けた人がいろいろな誹謗中傷を受けて苦しんでいます。事故を起こした電力会社が責任を取らないので、被害を受けた側が、やむなく裁判を起こしているという事実を、同じ電力会社としてどのように受け止めておられますか。

以 上
……………………………………………………………………………
話し合いの内容
(Q;こちら側の発言  A;関電の発言)

A〈質問1について〉HPに載っている以上のことを知っているかという問いか?

Q 関電としてどう認識しているか聞きたい。

A 福島の事故以来、規制基準も福島のことを踏まえて審査してきている。教訓としてきている。事故が起きないように安全運転に取り組む。

Q そのために多額のお金を使っているのでは。無理に動かしているのではないか。努力しているのはわかるが、そこまでして原発をやる意味が解らない。

Q 福島原発では崩れ落ちた燃料の始末はどうするのか。

A 賠償金は8兆円ぐらいと東電のHPに載っていた。

Q 東電の言ってきたことはオオカミ少年だ。関電は他人事と思っているのではないか。賠償金などは国民が負担している。東電の危機的状況が続いているのを見ながら、なぜ関電は学ばないのか。

Q 質問2に関連するが、電力自由化で客離れが続いており、1~2月で7万件減った。きわどい判断をなぜするのかわからない。原子力部門の経営負担はすごい。社内で疑問があるはずだ。これで大丈夫なのか。会社の存続にかかわるのではないか。社員から意見を聞いているのか。

Q 常識で考えて原発は危険なものとなぜ考えないのか。それに費用がかかりすぎる。決算書をみても作り出す電気の総量の現状を見ても、やっていけない。原発に手を付けると将来が暗いと世間ではなっているのに、経営判断として不安はないのか。

A 経費が掛かるという事か。

Q 東電は苦しんでいるではないか。

Q 東電の不誠実さはひどい。

A 質問1はもっと答えやすい質問にしてほしい。

A (質問2について)契約離れは加速している。2割弱だ。2月末で220万件だが、1200万件の客がいるので…。料金値下げしているのだが厳しい状況だ。高浜、大飯原発再稼働で客離れしたというが、国の資料を見ると、21年5月以降加速している。再稼働で加速というが、平成30年3月、4月、5月を見るとそんなに加速していない。

Q 認識として影響ないと思っているのか。

A 厳しいと思っているが、再稼働で客離れは事実ではない。国の資料を見るとスイッチングした理由は原発ではなく価格とか引っ越しのせいだ。

Q 価格が高いのは原発のせいだ。そのことを認識していないのか。

A 認識ではなく事実関係で言っている。できるだけ関電を選んでもらうように頑張っていく。

A (質問3について)格納容器内で溶接機を使った工事をしていて、溶けた金属が飛び散って、ホースに引火した。格納容器内で起きたのでプレス発表した。

Q そのようなときに警察は入らないのか。

A 治外法権ではないので、警察も消防も入る。

Q 地震対策で一般のビルは耐震工事をしている。高浜原発は40年越え老朽ビルと同じだが、耐震工事もしないで大丈夫か。

A 高浜原発は700ガルに耐える工事をした。

Q 耐震の基準は一般住宅のほうが高い。

A そうなんですか?地震のガルはどこのガルかが問題。

Q 活断層がなくても地震は起きる。耐震工事をしないで動かすのはおかしい。

A 直下で起きたら危ないということか。

Q 事故が起きたら京都は住めなくなる。

A 地震はどこでも起きるが、耐震対策は弊社が思いついてできることではない。

Q 国が決めたからというのは会社として無責任ではないか。

Q 想定外はいつでも起きる。全配管をすべてチェックするのは不可能。古くなった配管はどこにひびがあるかわからないし、強度がガタ落ちになる。どこの配管を変えたか教えてほしい。

A それは出せない。全配管の長さは出せるが。

Q 配管交換は基礎的データだ。ひびが入っていたら大変だ。部品の安定性は慎重であらねばならない。高い技術を必要とする。

A もう時間なので…。

Q 質問4について聞きたい。中間貯蔵施設の見通しはあるのか。

A 来年内に候補地を発表するが、今は言えない。

Q 質問5について情報源を聞きたい。賠償訴訟に関して詐欺があったという発言だったが、被害者の気持ちを逆なでする情報だ。

A(東電のHPの記事を出して)これです。(この記事は賠償金を詐欺で取られることに注意という記事)

Q 被害者が詐欺にあったという話ではないか。正確な表現をしてもらいたい。舞鶴の件は?

A 弊社の訪問活動の中で聞いた話だ。

Q いずれにしても正確な情報で話をするように。

—–
福島原発事故に関しては東電のHPを見ることしかやっていなくて、関電としてどう考えるかという問には答えられない。客離れは深刻らしいが、原発再稼働のせいとは認めたくない。何かというと国が決めたと逃げる。毎回ですが腹立たしいことです。

◆1月29日に行った関電との話し合いの記録


関電側;広報担当者ほか1名。
使い捨て時代を考える会;4名。

今回は以下の質問書を提出し、話し合いました。

質問書
……………………………………………………………………………
1.2018年は地震や台風による大きな災害が発生しました。災害によって広域・大規模な停電が起きましたが、広域のエネルギーシステムによる弊害と考えられます。巨大なエネルギー需給を前提とする原発はやめて、地域ごとの小規模な電力需給に切り替えるべきだと思います。世界的に見ても原発からの撤退が進み、日本の原発輸出が暗礁に乗り上げる事態になっています。貴社にとっても原発依存の見直しをするべき時ではないでしょうか。見解をお聞かせください。

2.高浜原発、大飯原発に関する特定重大事故等対処施設の設置計画について、設置予定年度、予算を示してください。設置することなく原発を動かすことが安全といえるのでしょうか。

3.稼働40年を超えた関西電力高浜原子力発電所1、2号機について、原子力規制委員会により最長20年間の運転延長を認められ、2019年10月以降に動かすとのことですが、本当に動かすのですか。電力が足りている中で老朽化した原発まで動かす理由はどこにあるのでしょうか。

4.使用済み核燃料の処理についての、技術的、経費的な目途は立っているのですか。また、中間貯蔵施設を福井県外に作るということが不可能になり、貴社は福井県に陳謝されましたが、なぜ候補地選びができなかったのでしょうか。

5.日本原電東海第2原発について、再稼動・運転延長には立地自治体以外の5市町村の事前了解を必要とするという安全協定がむすばれました。その協定について日本原電は事前了解を撤回しています。このような背信とも思われる企業の行為は許しがたいものです。原発は地域から嫌われ、原発の立地が難しくなって、電力会社が窮地に立たされている現状ではないかと思われます。このようなことについてどのような見解をお持ちでしょうか。

6.電力自由化によって、貴社から他社へ切り替えた消費者は2018年12月末で200万件を超えました。大飯原発再稼動、高浜原発再稼動で契約離れが加速していますが、そのことについてどうお考えですか。消費者は原発に依存しない電力会社を望んでいるのです。このことについてどのような見解をお持ちでしょうか。

以 上
……………………………………………………………………………
話し合いの内容
(Q;こちら側の発言 A;関電の発言)

A(質問1について)日立のニュースがあったが、当社のスタンスは変わらない。北海道電力のようなブラックアウトは一概には言えないが、関西のこの地域で起きるとは考えられない。電源が若狭湾、瀬戸内と別々に立地している。北電と違って複数他社と融通できる。北電は600万kWだが、関電は2500万kWと系統が大きい。…という三つの理由がある。広域電源の弊害は国で議論されている。再生可能エネルギーの導入も進んでいる。国の方針は①今ある電力ネットワークを活用しつつコスト削減を図る。②再生可能エネルギー導入のときに次世代ネットワークに合わせて制度関係の整備をする。③ネットワークにおいて送配電事業者、発電事業者などの選択肢の確保、である。関電だけでどうするということではない。今のネットワークのままいけるとは思っていない。

Q 関電の中にそういうことを検討する部署があるのか。

A ある。原発の見直しについては、エネルギー基本計画が去年7月に改訂になって、2050年に再生可能エネルギーを主力にすると出されている。まだ先の話だが、再生可能エネルギ事業戦略室という部署がある。2030年に22~24%を関電で達成するべく進めていく。

Q 原発には無駄遣いが多い。そのお金でもっと再生エネルギーを進められる。送配電網に負担がかかり、その予算をケチってはいないか。分離が不徹底のままやっていくと、不安だ。

A 声があるのは聞いているが、そういう考えはしていない。安全最優先でやっていく。

Q 設備投資では送配電への投資が減っている。その点は大丈夫か。

A 減っている要因はケチっているのではなくて、効率化しているからだ。

Q 不安感を与えていることを認識してほしい。発電でも送配電でも何が起きるか不安だ。

Q エネルギー基本計画では原子力は20%となっており、できもしないと言われている。経営を圧迫しているのではないか。

A(質問2について)特定重大事故等対処施設の設置予定は高浜1、2号機が平成33年6月、高浜3号機が平成32年8月、高浜4号機が平成32年10月で、予算は高浜1,2号機は970億円、高浜3,4号機は1257億円だ。大飯3,4号機は工事申請を出しているところだ。

Q そういうことにもお金がかかりすぎる。設備ができていないのに動かしているのはおかしい。

Q テロもあるが、国際的な軍事緊張状態はテロどころではない。話題になっている中で矛盾しているではないか。原発を使い続けていることも疑問だし、政府の言っていることも矛盾だらけだ。

A 特定重大事故等対処施設は大型飛行機の衝突とかテロに備えて格納容器を保護することである。国から所定の期間内に設置するようにと言われている。

Q 国際的緊張が増しているのに悠長な話だ。

A 壮大ですね(他人事のように)

Q そういうこともあるし、地震や火山活動など心配なことはいろいろある。すぐに止めてもらって安心したい。

A(質問3について )高浜は動かしたい。なぜ40年超えを動かすかというと、日本は資源が乏しいからで、原子力は三つのE、①エネルギー的に優れている、②経済性がある、③環境に良い、という理由だ。

Q 福島事故を経験したというのにまだそんなことを言っているのか!今でも福島事故の汚染は続いている。汚染地区に戻れと言われても戻れないのに、戻ることを強いられている。被害者への賠償も少ない。

A 訴訟を起こした人に詐欺があったという報道があった。

Q そんな報道がどこにあったのか。

Q 関電で事故が起きたら福島どころではない。賠償もすごいだろう。できるのか。

A 皆事故が起きるからというが、事故が起きないようにしている。

Q 当たり前だ。被害の程度、補償の裏付けあるのか。納得できない。事故の責任とれるのか。

A 賠償のための資金を積み立てている。

Q 東電も払えないではないか。賠償もできないことというのは、一般企業の活動を超えている。

Q 安全対策をやっているけど、福島は想定外と言っていた。どんな安全対策をしても事故は起きる。顧客が減っているのはそういうこともある。自然現象が動いている今、古いものも動かすのは非常に危険だ。

A 2019年に動かすというのは国から認められている。

Q そのようなことをしないで安全なエネルギーを使ってもらいたい。

A(質問4について) 中間貯蔵施設を福井県外に作るということが不可能になったわけではない。2020年を念頭に置きながら計画して頑張る。福井県外になるかは不明だ。

A もう時間が来たので。

Q 質問6についてだが、2018年末で(他社への切り替えが)200万件を超えた。再稼働するたびに増えている。

A それは事実ではない。違います。

Q 次回にその理由を聞きたい。

Q 原発を辞めたら戻るという人もたくさんいる。関電に戻ってという電話がかかり困っている。

A 舞鶴のほうでは詐欺的業者の営業の電話がかかっていると聞く。

Q それは我々には関係のないことだ。

A(原発が理由でやめるという)一つの声だけというのは…。

Q 次回にお聞きしたい。

【感想】
今回の話し合いで「賠償請求の詐欺」、「新電力会社の詐欺」と「詐欺」という言葉が2度も使われました。そういう情報はどこから手に入れているのでしょうか。このような言葉を使わなければならないほど追い詰められているのでしょうか?聞き捨てならない言葉なので次回はこの点も追求しようと思います。

◆11月14日に行った関電との話し合いの記録

関電側;広報担当者ほか1名。
使い捨て時代を考える会;4名。

今回は以下の質問書を提出し、話し合いました。
質問書
……………………………………………………………………………
1.9 月4 日の台風21 号の影響によって、関西電力エリアの停電が225 万戸に達し、復旧に2 週間以上かかったと報道されています。9 月6 日の北海道大地震では、北海道全域が停電しました。災害によって広域・大規模な停電が起きるのは、広域のエネルギーシステムによる弊害と考えられます。原発では巨大なエネルギー需給を前提としており、事故が起きれば影響は広範囲に及び、復旧にも長時間かかることは明らかです。原発をはじめとする巨大なエネルギーシステムを見直し、地域ごとの小規模な電力需給に切り替えるべきだと思いますが、そのような考えはありますか。

2.高浜原発、大飯原発に関する特定重大事故等対処施設の設置計画について、設置予定年度、予算を示してください。設置することなく原発を動かすことが安全といえるのでしょうか。

3.稼働40 年を超えた関西電力高浜原子力発電所1、2 号機について、原子力規制委員会により最長20 年間の運転延長を認められ、2019 年10 月以降に動かすとのことですが、電力が足りている中で老朽化した原発まで動かす理由はどこにあるのでしょうか。

4.使用済み核燃料の処理についての、技術的、経費的な目途は立っているのですか。再稼動した高浜3 号ではMOX 燃料を増やしたとのことですが、この処理はどうするのですか?また、中間貯蔵施設を福井県外に作るということで、候補地を2018 年に示すとのことですが、具体案はあるのですか。

5.日本原電東海第2 原発について、再稼動・運転延長には立地自治体以外の5市町村の事前了解を必要とするという安全協定がむすばれました。貴社の原発に関しても京都府・滋賀県の市町村と同様の協定を結ぶ必要があると考えますが、どのような見解をお持ちでしょうか。

6.電力自由化によって、貴社から他社へ切り替えた消費者は、8 月末で180 万件に上るとのことです。大飯原発再稼動、高浜原発再稼動で契約離れが加速していますが、そのことについてどうお考えですか。消費者は原発に依存しない電力会社を望んでいるのです。このことについてどのような見解をお持ちでしょうか。

以 上
……………………………………………………………………………
話し合いの内容
(Q;こちら側の発言  A;関電の発言)

A〈質問1について)広域エネルギーの弊害に関しては、北電の停電以降国の検証が進んでいる。関電については電力の規模、被害の規模、状況などから次の3 点が言える。

1.北電は一局集中だが、関電は電源が分散している。
2.北海道は他との連携線が1 本しかないが、関電は他社と連携している。
3.北海道は規模が小さいが、関電は系統規模が大きく、1 カ所の発電所の停止によるインパクトが小さい。

Q 規模というが、人口が違う。

A 北海道は340 万キロワットのうち150 万キロワットが止まったので、周波数が大きくずれて電気が止まった。関電は真夏のピークで2800万キロワットだが、通常は2000 万キロワットなので大飯原発2基240 万キロワットと、高浜原発2基170万キロワットの合計410万キロワットが同時に止まってもインパクトは小さい。そのように評価されていると聞いている。

Q ブラックアウトは起きないというのか。起きると想定して考えてもらいたい。北海道の場合も、数分で次々に発電所がダウンしてブラックアウトしたが、実際に短時間でブラックアウトさせないように対応できる根拠はあるのか?

A 止めている火力もあるのでそれを動かすとか、中電から融通してもらうとかいろいろ対策ができる。地震発生から3分でブラックアウトしたことを検証しているが、周波数が不安定で火力も止まった。国に検証させられているが、関電は系統の規模が違う。北電についてはHPにいろいろ出ているので調べてもらいたい。

A(質問2 について〉特定重大事故等対処施設は高浜1,2 号機が平成33 年6 月に完成予定で現在工事中だ。

Q 高浜原発にクレーンがいっぱい立っているが、今工事しているのは何か。

A 四角い建物は緊急時対策所と免震棟、丸い物はトップドームで耐震性を高めるために壁を厚くして屋根をつける。

Q 前にクレーンが倒れたので、この前の台風が心配だった。ちゃんとクレーンを撤収しているのか。

A 当日どうであったかは把握していないが、前回のことをヒアリングして対策を取るようにしている。台風は事前に予測できるので、クレーンを倒していたと思う。

Q 台風21号はすごかったが、そもそも何年もの間、常時4カ所もクレーンのような突起物があるのがおかしい。ほぼ常設状態ではないか。規制基準違反だ。台風が来ると明らかに分かるときはいいが、竜巻などが急に来たらどうするのか。前の事故は燃料倉庫だったが、ちょっとずれたら原子炉建屋に当たっていた。そういった状況で工事をしているのは疑問だ。工事自体が怖い。

Q 原発は効率が悪すぎる。3 割しか電気を利用できていない。海に温水を流しているし、送電線でもロスがある。

Q 40 年超え原発の危険な工事はしないでほしい。

Q 日本は何故原発にしがみつくのか。世界的にも原発はやめる方向だ。リトアニアは国民投票で、ドイツは選挙でやめる方向になった。採算が合わないので撤退が進んでいる。日本ではなぜ撤退できないのか。コストはどんどん上がっているではないか。

Q 高浜3 号機ではMOX燃料を何故増やしたのか。危険ではないか。

Q 40 年以上の物を何故動かすのか。

A うちがやりたくてやっているわけではない。エネルギーサイクル政策上、原発の割合を15%以上にしなくてはならない。

Q 国に言われてやっているというのか。前の関電社長は、原発を動かしてほしいと国に文句を言っていたと思うが。

A 国に言われてと言うことではなく、コストと、環境面と、エネルギーセキュリティーの3Eで考えている。採算性なくても、いろんな観点でやっている。

Q 国に言われてるということでないなら経済的に見合うからやっているのではないか。

A 三つのことで選んでいる。採算というよりCSAがあること。原発をとめると代りは火力で燃料費があがる。
【注】CSA…組織に存在するリスクと統制を勘案すること。

Q 国に言われていやいややっているのではなく、採算が取れるからやっているというのか。

A 国の政策ばかりではない。一電力会社ですから。

Q 関電からどの電力会社に変えたのかという電話がかかってきた。中部電力も攻勢をかけている。

Q 顧客離れが大変と思うが、原発をやめたら関電をバックアップする。ぜひやめてもらいたい。

Q 今動いている高浜と大飯の原発は4 基あるが、すべて非常に近接しているので、1 基事故が起きたら全部動かせなくなる。大変なことが起きる。

Q (質問4 について)中間貯蔵施設は2018 年内というがどこになるのか。

A どこということは言えない。

Q 再処理はどこでするのか。

A それは六カ所になる。

Q 六カ所ではいつからできるのか。まだ動いてもいないではないか。使用済核燃料の処理もできないのに何故動かしているのか。MOX燃料は通常のウラン燃料よりも冷却しなければならない期間も長く危険だ。そもそも再処理することもできない。第二再処理工場で再処理すると言っているが、机上の空論状態だ。処理できるようになってから動かすべきだ。

Q 数年のうちに大地震がおきたらどうするのか。社会的責任をどう考えるか。一刻も早く原発依存をやめることが今やることだ。多くの人に危険を及ぼす事はやめてほしい。

Q もっと福島事故をよく見てほしい。7 年も経つのに、今年になってPTSDを発症した大学生がいる。福島事故の被害をみたらやめるべきだ。

Q 企業の立場もあるかも知れないが、社員としてフィードバックして関電のシステムを変えていってもらいたい。大きな事故を起こしたらどういう責任が取れるのか。会社の方針だからでは済まない。全社員が考えることではないか。

Q 金曜日に関電前で関電社員にチラシを受け取ってもらえない。受け取ってはいけないということになっているのか。

A そんなことはない。

Q 質問5 について聞きたい。京都は立地自治体と同じだ。なぜ協定が結べないのか。

A 他社のことで勉強したが、発電所の重要事項について(自治体が)意見を述べることや、どういう権限があるのか、協議権のことなどよくわからなかった。

Q 東海原発については事実上の立地自治体以外6 市町村の同意権だ。福井県や福井の原発立地にあるのも「明記」ではなく「事実上の」同意権だ。舞鶴市にはわずか5キロ圏内の地域もある。京都府にも事実上の同意権がほしい。ぜひ決めてもらいたい。

A 歴史的経緯がある。

Q 利権の問題かも知れないが、住民の被害という観点で同意権を認めてもらいたい。

【感想】
国の方針だから一企業としては何も言えないっておかしいですよね。事故を起こし被害を出すのは企業で、企業にとって大きな損失があるということが分かっているのに反対できないのは(しない)のは、失敗しても国が守ってくれるからなのでしょうか。

◆9月19日に行った関電との話し合いの記録

関電側;広報担当者ほか1名。
使い捨て時代を考える会;4名。

今回は以下の質問書を提出し、話し合いました。
質問書
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1.現在、貴社は高浜4号機、大飯原発3、4号機を稼動させていますが、安全性等に関して以下の質問にお答えください

①台風21号の影響によって、関西電力エリアの停電が一時は最大で約170万戸に達したと報道されています。倒木などの影響でいまだに復旧できない所もあると聞きます。大地震が起きた北海道では、北海道全域が停電しました。いまだに完全復旧はされていません。広域のエネルギーシステムによる弊害とみられます。原発では巨大なエネルギー需給を前提としており、事故が起きれば広範囲に及び、復旧にも長時間かかることが明らかです。巨大なエネルギーシステムを見直す考えはありませんか。

②北海道電力では震源地から遠く離れた泊原発の外部電源が一時喪失したそうです。運転停止中でもあり幸い事故には至らなかったものの、もし稼動していたら第2の福島原発事故につながった恐れもあります。原発のそばに活断層がないから安全だとは言えないという証拠ではないでしょうか。

③北海道電力では火力発電所が損傷し大規模な停電を起こしましたが、原発を優先するあまり火力・水力発電を軽視していたのではないかと危惧されます。貴社の火力・水力発電では十分な対策を取っているのでしょうか。

④原子力規制委員会が九州電力川内原発1号機について、テロ対策等の拠点となる「特定事故等対処施設」の工事を認可したと報じられました。高浜原発、大飯原発に関する特定施設の設置計画について、設置予定年度、予算を示してください。

⑤自然災害が多発している昨今の状況を見ても、安全が100%保証されない限り原発は稼動させるべきではないと考えますが、再稼動を急ぐ理由はどこにあるのでしょうか。

2.使用済み核燃料の処理についての、技術的、経費的な目途は立っているのですか。また、中間貯蔵施設を福井県外に作るということで、候補地を2018年に示すとのことですが、具体案はあるのですか。

3.日本原電東海第2原発について、再稼動・運転延長には立地自治体以外の5市町村の事前了解を必要とするという安全協定がむすばれました。貴社の原発に関しても京都府・滋賀県の市町村と同様の協定を結ぶ必要があると考えますが、どのような見解をお持ちでしょうか。

4.電力自由化によって、貴社から他社へ切り替えた消費者は、8月末で180万件に上るとのことです。大飯原発再稼動、高浜原発再稼動で契約離れが加速していますが、そのことについてどうお考えですか。消費者は原発に依存しない電力会社を望んでいるのです。このことについてどのような見解をお持ちでしょうか。

以 上
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話し合いの内容(Q;こちら側の発言  A;関電の発言)

Q 台風や地震で停電が起きたが、広域のシステムが問題ではないか。
Q 北海道電力は165万kWだったが、若狭で起きたらどうなるか。泊原発が止まっていて本当によかった。地震で若狭の原発が一斉に止まるということを予測しているか。

A (同時に停止するということについて)訓練とかしている。北海道の場合、需給電力は北海道全体で310万kWだから、苫東は160万kWなので半分が落ちた。そうなると周波数が変動するが、関電は2200万kW、夏のピークで3300万kWであり、そのうち原発は400万kWだから、400/2200となる。北電では160/310。周波数の変動はkWの差で起きる。北電の場合巨大事故というより一つの発電所が止まって、それが5割で半分ぐらいのインパクトだった。

Q 若狭でもし大きい地震が起きたら、原発が全部止まるのではないか。
A 地震が起きたとき、全部止まるかわからないし、止まったとしてもインパクトは少ない。

Q 巨大地震なら緊急停止するでしょう。北海道は震度7だったが若狭は大丈夫か。
A 震度7は大丈夫。震度ではなくガルで計算しており、規制庁で決まっている。

Q 原発は地震が起きたら止まるから安全ということか。止まる基準はどれぐらいか。
A 高浜は700ガル、大飯は856ガル、美浜は993ガルに耐えられるようになっている。

Q それ以上揺れると止まるということか。
A そうです。

Q 緊急停止はその条件か。
A 確認する。

Q 安全率を見込んでいるのか。巨大地震で止まると予測したら、舞鶴の火力も影響を受ける。連鎖反応が起きる。
Q 情報が開示されないと不安だ。緊急停止のガル数、安全率など知りたい。
A 安全を見込んでおり、緊急停止のガル数は社内では示されているが公開はしていない。

Q 北電では大地震で火力発電が止まりブラックアウトしたが、若狭は大丈夫か。どのぐらい需給システムがこわれるかシュミレーションがあるか。
A 会社として「ここまでいくと危ない」と示すことがおかしいのではないか。
北電の場合、冬は500kWなのでインパクトが小さい。新聞記事では「関電は北電と同様には考えにくい。北電は310万kWだが関電は2200kWで、原発4基と火力発電、水力発電があり、立地も京都府、大阪府、兵庫など広範囲に及んでいるので考えにくい。東電も同様」と出ていた。いたずらに不安をあおるようなことはしたくない。

Q そういうことを言っているのではなく、エネルギー需給はできるだけ小さい範囲でというのが私たちの主張だ。地域ごとのエネルギー源だったら広範囲の停電は起きない。地域ごとに融通もできる。原発のような巨大エネルギー施設は疑問だ。しかも若狭に集中して大丈夫なのか。
Q 北海道では震源から遠い泊原発の電源が喪失した。若狭で地震が起きなくても危ないという証拠だ。
A 一つの電源に頼ることは危険ということで外部電源、非常用電源、またその非常用電源を置いている。

Q 安全を高めるのにそこまでしなければならない設備に問題がある。原発は見直して、もっと規模の小さい、地域の電源にもっていくように会社の方針を変えるべきではないか。
Q コスト的にも原発は見直すべきだ。コストがかかるから廃炉にしたのでは。
A コスト面ではなく、技術面で廃炉になった。

Q 技術がクリアできないということは、やはりコストの問題なのではないか。
Q 北海道のケースは活断層がなくても危険ということを示している。いま火山・地震の活動期と言われており、想定されていない所でも地震が起きている。原発はやめるべきだ。
A 日本が火山国・地震国という共通認識のもとで安全審査をしている。ガルで見ないとダメだということになっている。

Q 活断層がどこにあるかは分からない。地震学者も予測は無理といっている。どこでも起こる可能性がある。
Q 質問4について聞きたい。原発を動かしたら電力料金が安くなって顧客離れが止まると思っていたのではないか。
A 顧客離れは止めたい。第1四半期の決算では、企業や工場の電力使用量が東北震災後初めて増えたが、家庭の電力消費量は減っている。危機感を持っている。

Q 発電費は固定費も含めると原発は火力より高い。
A 原発は動いたり動いていなかったりするので、年度によって変動する。正しいコスト算出のために発電コスト検討委員会が置かれており、各電力会社が計算して提出したものを検討しているが、計算が難しい。

Q (グラフを示しつつ)原発再稼動で顧客離れが進んでいると思うが、気がついているのか。
A 安定経営から見ても厳しい。

Q 泊発電所が止まっていてよかったとみんな思っている。電力会社OBが脱原発を訴えている人もいる。元原発技術者という人もいる。何かあったら大きい打撃を受けることは普通はやらない。コスト割れも確実だ。常に「危険」の問題がある。
A 時間が来たので…

Q 質問の3について、言いたいことがある。南丹市から来たが、この春市長選挙と市議会議員選挙があった。市民グループが候補者にアンケートを取って公表した。「再稼動同意権を含む安全協定を結ぶこと」に市長候補3人全員が必要と答えた。市議会議員へのアンケートでは23名中15名が必要と回答、現状維持は1名だけだった。市民が事故のリスクを受けるという認識が自治体の政策に表れている。動かし続けることを再考してもらいたい。30キロ圏内に住む京都府民は福井県民より人口が多い。京都府は地元だ。
A 認識しているが、福井県との関係は歴史的経緯がある。

Q 行政区を限っていることは疑問だ。現実から物を考えてもらいたい。関電の顧客離れは住民の意思表示ではないか。立地自治体なみの避難計画が必要だ。また同時事故を想定しないなんてありえない。地震のたびに心配でならない。
Q 知り合いが京北町にいて1週間以上停電したそうだ。エネルギー自給を考えていると言っていた。
A (少し驚いたように)自給している人がいるんですか。
Q いますよ。

今回は台風襲来や北海道地震の大停電の後だったので、広域のエネルギーシステムを見直すように主張しましたが、そもそも地域のエネルギーとかエネルギー自給とかいう考え方を理解していないみたいでした。それにしても泊原発が止まっていて良かったですね。

◆7月10日に行った関電との話し合いの記録

関電側;広報担当者ほか2名。
使い捨て時代を考える会;4名。

今回は以下の質問書を提出し、話し合いました。
質問書
……………………………………………………………………………
1.現在、貴社は高浜3号機、大飯原発3、4号機を稼動させていますが、安全性に関して以下の質問にお答えください。

① 大飯原発4号機において再稼動直後に蒸気発生器の水位低下を知らせる警報が鳴ったことについて、前回の話し合いでは「原因はわからない」というお答えでしたが、その後原因はわかりましたか。

② 6月29日に行われた規制庁との会合で、貴社は越畑の火山灰層について、26センチを否定する根拠を示すことはできませんでした。越畑の26センチを前提とした原発の火山灰の影響評価を至急行うべきと考えますがいかがでしょうか。

③ 原子力規制委員会が九州電力川内原発1号機について、テロ対策等の拠点となる「特定事故等対処施設」の工事を認可したと報じられました。高浜原発、大飯原発に関する特定施設の設置計画について、設置予定年度、予算を示してください。

④ 安全が完全に保証されない限り再稼動すべきではないと考えますが、再稼動を急ぐ理由はどこにあるのでしょうか。

2.使用済み核燃料の処理についての、技術的、経費的な目途は立っているのですか。また、中間貯蔵施設を福井県外に作るということで、候補地を2018年に示すとのことですが、具体案はあるのですか。

3.日本原電東海第2原発について、再稼動・運転延長には立地自治体以外の5市町村の事前了解を必要とするという安全協定がむすばれました。貴社の原発に関しても京都府・滋賀県の市町村と同様の協定を結ぶ必要があると考えますが、どのような見解をお持ちでしょうか。

4.電力自由化によって、貴社から他社へ切り替えた消費者は、4月末で155万件に上るとのことです。大飯原発再稼動、高浜原発再稼動で契約離れが加速していますが、そのことについてどうお考えですか。消費者は原発に依存しない電力会社を望んでいるのです。このことについてどのような見解をお持ちでしょうか。

以 上
……………………………………………………………………………
話し合いの内容(Q ;こちら側の発言 A ;関電の発言)

A (質問1-①について)  水位が変動したのだが、確定的なことはわかっていない。5月10日17:30に警報が鳴った。蒸気発生器の1か所で水位低下が確認された。最も水位が低くなり警報が鳴った。警報をまず止めて内容を確認した。手順通り確認をして、水位計設定の基準を満たしていたので、警報をリセットし、通常に戻した。これが事実関係だが、すぐ復旧したので確定的なこと(原因)は言えない。一時的な揺らぎが発生したのか、水位を測る配管に異物が混入したのか、水位を信号化する電気回路での不具合があったのか、と推定しているが、現在は通常通り動いている。

Q 原因もわからないのになぜ動かすのか。止めて原因を探るべきではないか。常識では考えられない。

Q 子供が熱を出したとき39度が36度に下がったから大丈夫と言っているのと同じで、怖い。病気を見逃している場合もある。関電に対する不信感につながり、株価も下がるのではないか。

A 復旧しているので(原因は)推測なのだが、国も大飯町も認めてくれた。

Q 1-②について聞きたい。

A どなたか会合に出ているのか?

Q 傍聴した人から聞いた。

A 火山灰が26㎝も堆積したのかどうか事実関係を詰めている。規制委員会と関電に食い違いがあり、今調査している。

Q 大山の火山灰は30㎝堆積しているというのは規制庁が依頼した研究での発表だ。規制委員会から昨年6月に関電に調査をするようにと指示があり、それ以来すでに1年やり取りが続いている。関電は層厚とは判断できないと主張しているが、規制委員会の疑問に明確な答えが出せていない。その間に再稼働の審査に合格し、今、大飯原発を稼働させている。私は関東から避難してきたが、千葉に所持している家は今でも庭土が582ベクレル/㎏ある。東電の刑事裁判を傍聴しているが、福島原発では推本の長期評価から15メートルを超える津波がくることを想定していたのに、トップが経営判断でさらに土木学会に研究をさせることにした。法廷では、トップの判断に防潮堤の担当をしていた人は予想外の結論に力が抜けて後の話は覚えていないと証言した。原発を止めないロジックが必要ともトップが言ったそうだ。関電の火山灰の問題も、これと似ている。学術論争を続けながら、原発を稼働させ続けることには、言いようのない気持ちになる。
Q 津波対策をしていたら原発事故は起きなかったかも知れないのだ。

Q この間地震や豪雨による天災が多発している。必ず天災は来る。どう思うか。

Q 福島事故以前と事故後は違う。東電の元経営陣は業務上過失致死傷罪で被告席に座っている。もっとも安全側で対策を取るべきではないか。今すぐ火山灰の影響評価を26センチで始めてもらいたい。

A ご意見として頂戴するが、事実関係は調査中だ。

Q いつまでかかるのか。学術論争をするなら原発を止めてしてほしい。

Q 昨日枚方では突然局地的に豪雨が降った。これが大飯で起きるかもしれない。引き延ばすほどリスクは高くなる。

Q 他の電源ならこのような問題は起きない。このように話し合いすることも裁判をすることも、ほとんど必要ない。他の電源に代えてもらいたい。社長さんに伝えてもらいたい。

Q 関西に来て、関東とは原発事故の恐ろしさの感覚に違いを感じた。健康被害が家族にあったら…と思い移住をしたが、私は避難者にも被害者にもカウントされていない。私のような原発事故の被害者は山のようにいる。原発事故が起これば、電力会社は責任の取りようがないし、取りきれない。他の発電方法をとってほしい。

Q 命より経営か。

A 東京電力は、なぜ責任を問われないのでしょうか(???)

Q 国が守っているからではないか。

A 推測だが国の認可産業なので、どうしても国に従わざるを得ない。

Q 規制基準は上り、輸出もできなくなっている。経営判断はないのか。

A 世界的には原発は増えているのではないか。

Q とんでもない日経も原発が無くなると書いている。

A 朝日ではないのか。日経は読んでいるが、見たことがない。日経でも社会部とか報道部とかいろいろあるので。

Q 山一證券は潰れたけど電力会社はなぜ潰れないのか。

A がんじがらめになっている。

Q 会社の中から声を上げるのは無理か。原発は世界的にも斜陽産業だ。

A もう時間なので。

Q 最後に質問2の放射性廃棄物について聞きたい。2018年中に中間貯蔵施設候補地は示せるのか。

A 候補地などは答えられない。

Q 複数検討しているのか。

A それについては答えられない。

Q 使用済み燃料の処分も決まっていないのになぜ動かすのか。ますます増えるだけだ。

A  7年~9年はもつ。

Q あまりにも短い期間だ。あっという間ではないか。目先の採算ばかり見ないでほしい。

【感想】関東から移住された方が参加されたので、リアルに安全性や責任問題をやり取りしましたが、ことの重大さを自覚していないという感じがしました。東電のこともどこまでも他人事らしいです。

◆5月22日に行った関電との話し合いの記録

関電側;広報担当者ほか2名。
使い捨て時代を考える会;3名。

今回は以下の質問書を提出し、話し合いました。
質問書
……………………………………………………………………………
1.大飯原発4号機を5月9日に再稼動させたことに、強く抗議します。安全は確保できているという根拠はどこにあるのですか。再稼動直後に、蒸気発生器の水位の低下を知らせる警報が鳴り、出力の上昇操作を中断したと報道されていますが、原因は何だったのですか?再稼動を急ぐあまり十分な備えを怠っているのではないでしょうか。再稼動を急ぐ理由はどこにあるのでしょうか。

2.原子力規制委員会が九州電力川内原発1号機について、テロ対策等の拠点となる「特定事故等対処施設」の工事を認可したと報じられました。高浜原発、大飯原発に関する特定施設の設置計画について、設置予定年度、予算を示してください。その完成を待たずに再稼動させるのは安全軽視ではないのでしょうか。

3.使用済み核燃料の処理についての、技術的、経費的な目途は立っているのですか。また、中間貯蔵施設を福井県外に作るということで、候補地を2018年に示すとのことですが、具体案はあるのですか。

4.大飯1、2号機の廃炉が決定されました。廃炉費用は現在の見積もりでは総額1160億円で、時間がかかればもっと費用がかかるとの見解でした。どの原子炉もいつかは必ず廃炉になります。廃炉費用さえきちんと計算できないまま、原発建設・運転を進めてきたことに、道義的責任はないとお考えでしょうか。また廃炉費用は託送料金に上乗せするとのことですが、見通しのないまま原発を建設・運転し、廃炉にするという道すじで、膨れた費用を消費者の負担にすることは、企業としてあまりにも無責任ではないでしょうか。

5.日本原電東海第2原発について、再稼動・運転延長には立地自治体以外の5市町村の事前了解を必要とするという安全協定がむすばれました。貴社の原発に関しても京都府・滋賀県の市町村と同様の協定を結ぶ必要があると考えますが、どのような見解をお持ちでしょうか。

6.電力自由化によって、貴社から他社へ切り替えた消費者は、4月末で155万件に上るとのことです。大飯原発再稼動、高浜原発再稼動で契約離れが加速していますが、そのことについてどうお考えですか。消費者は原発に依存しない電力会社を望んでいるのです。このことについてどのような見解をお持ちでしょうか。

以 上
……………………………………………………………………………
話し合いの内容(Q;こちら側の発言 A;関電の発言)

A (質問1について) 前に言った事の繰り返しだが「止める、冷やす、閉じ込める」で安全を確保する。運転員の教育など安全性向上対策を京都府などの地域協議会で説明しているし、規制委員会の審査を受けてやっている。総合負荷運転があり安全最優先でやっていく。

大飯4号機の警報のことは、5月10日17:38に起きた。中央制御室に警報が鳴り、運転員が1秒で止めた。水位の変動によるものだが、なぜ大きく変動したか、原因は突き止めていない。計器(水位計)に異常はなく、作業によって揺らぎが起きたか?

Q 原因が分からないのは不安だ。止めて原因を調べるのが常識ではないか。1秒警報が鳴った(実は作業員が警報をすぐ止めた)ことはたいしたことではないと思えるかもしれないが、いったん警報を止めて、次にスイッチを入れ、警報が鳴らなかったから安全、というのが怖い。事故は小さなものから大きく広がるものだ。なぜ運転を止めないのか。
A 出力の上昇操作を止めて検査した。

Q 原子炉は止めていないのか?
A 止めていない。

Q 原因不明なのに大丈夫だと判断したということが不安だ。異常があったら、全て止めるのが常識ではないか。計器に異常がなくても他に異常があったから警報が鳴ったのではないか。水位計はどの程度の異常で警報が鳴るのか。多少の揺らぎでもなるのか。そうならしょっちゅう鳴ることにならないか。
A 一時的に水位が低下したのだと思う。

Q 一般的に水位が変わる理由は何が考えられるか。
A 作業に伴って水位が変わったりする。

Q 計器に異常がないとはどうやって判断したのか。
A 実際の水位と水位計を見て判断した。警報が鳴った時についてはいろいろなルールがある。警報の一部がなっただけで軽微なものだった。

Q 計器に問題がないならほかに問題があるということだ。今はわずかなことだからと運転を続けているが、そういうことが大きな事故になる。原因の説明がないと市民の不安はきつい。
Q 玄海でもトラブルが続いて起きている。チェックができていない。今回、安易に動かしたのではないか。そのまま動かして大丈夫なのか疑問だ。水位変動したのにどの位変動したのかわかっていない。
Q 警報は頻繁に鳴るのか。
A 頻繁にはならない。警報にルールがあって、3つ鳴るとどうだとか、1つだと偶発的だとかいうことがある。国に報告しているし、勝手に動かしたりはしていない。

Q 原因が究明できていないのに動かしているのか。
A 今回は根本的原因があったわけではないので…。

Q 危険な施設だから止めて調べるべきではないか。安全第一と矛盾している。
Q 高浜原発を定期検査で止めるので大飯を動かしたのか。
A そういうわけではない。

Q 経営的に厳しいから動かすのか。
A 安全最優先で動かしている。

Q ぜひ安全は最優先してもらいたいが、そうしていないことがつらい。美浜再稼動も経営のためか。
Q トラブルが起きたら信用を失う。企業的に安定経営をねらうなら、いまは増収増益だから本来止めるべきなのではないか。なぜ再稼動を急ぐのか。
A 増収増益とは我々は切り離している。経営のためでなく、安全確認できたら動かしている。

Q 経営のためでもなく、電気が足りていないわけでもないのに動かすとは?!危険な橋をなぜ渡るのか。なぜ再稼動するのか。
A 日本の電源のあり方で、国でS+3Eとしている。原発をやめて火力にすると価格が上る。再生エネルギーは不安定。エネルギーミックスがベストだというのが国の方針にある。

Q その考え方はマスコミでの評判も悪い。原子力が安くないことはもう分かっている。政府も責任が取れないし、電力会社も責任は取れないだろう。採算が取れないのに見切り発車している。政府は無理な数字を出している。
Q 関電は7基を動かそうとしているが、多すぎるのではないか。中国でも再エネを進め投資しているのに、日本はなぜ原発にこだわるのか。
A いろんな電源をミックスすべきというのは会社の考えだ。

Q なぜそこまで危険を冒すのか。
A 40年越えのものも機器の取り換えをやっている。

Q 運転延長はとにかく危険だ。当初は20~30年が常識だった。今の技術は進んでいるが40年前に設計されたものを長期間使わないでおいて動かすのは大丈夫と言えるのか。
Q 海外ではコアキャッチャーをつけてやっているが、日本ではつけていない。原発は採算が取れないのになぜやるのか。
A 経産省の資料では海外は原発を残していく方向となっているが。

Q それは違う。日立もイギリスの原発から撤退しようとしている。建設費が高騰しているせいで、最後は税金で払うことになる。
Q 福島原発では津波が来ないと思い込んでいた。警報が鳴ったという小さなトラブルを軽く受け止めるか、重く受け止めるか。電力計画を政府が言っているから…というのは軽く考えている。
Q 安全第一でやっていくというが、どうしても2基は動かしていたいのか。
A 今回は、たまたま止まった。

Q 裁判で1日止めると数億円の損害と関電は言っていた。そういうことも関係しているのか。
Q 原発だからこのようなことを言わなくてはならない。他の電源に代えてもらいたい。
A 会社としては3Eで,経済の観点から…

Q 福島事故を受けても関電は何ら変わっていない。事故が心配だから他の電源に代えてもらいたいという市民の意見を上層部に伝えてもらいたい。
Q 計器がおかしくないなら、水位が変動しているはずだ。揺れの幅を考えて設計しているのだから、それを超えたら警報が鳴る。その原因を調べるのは当たり前のことではないか。運転を始めたばかりだから、今なら止めるのは楽だ。いったん止めて徹底的に調べるのが安全第一ではないのか。とにかく警報の原因を調べてもらいたい。
A そろそろ時間なので…

Q (質問5に関して)関電は原発を使っているという理由で他社に切り替えた人は多い。高浜原発が再稼動したときに関電をやめた人が増えた。原発をやめたら関電に戻るという人もたくさんいる。ぜひやめてもらいたい。
Q 水位変動のデータがあればもらいたい。
A あれば次回に。


今回は大飯原発4号機再稼動直後に警報が鳴ったことについて質した。水位が下がって警報が鳴ったが、計器(水位計)に異常はなく、なぜ警報が鳴ったのか原因不明だそうだ。原因不明なのに動かし続けるとは!!!

◆4月5日に行った関電との話し合いの記録

関電側;広報担当者ほか2名。
使い捨て時代を考える会;4名。

今回は以下の質問書を提出し、話し合いました。
質問書
……………………………………………………………………………
1.大飯原発3号機を3月14日に再稼動させたことに、強く抗議します。安全は確保できているという根拠はどこにあるのですか。前回大飯原発、高浜原発について「安全上重要な部位、原子炉圧力容器、一次系配管に神鋼製の納入があったが、不適切な行為に関わる部品は使われていなかった」との回答でしたが、書類上の判断だけで安全性を確認できるのでしょうか。大飯原発4号機についても5月に再稼動予定との報道がありますが、再稼動の必要性をお答えください。

2.使用済み核燃料の処理についての、技術的、経費的なめどは立っているのですか。また、中間貯蔵施設を福井県外に作るということで、候補地を2018年に示すとのことですが、具体案はあるのですか。

3.大飯1、2号機の廃炉が決定されました。廃炉費用は現在の見積もりでは総額1160億円で、時間がかかればもっと費用がかかるとの見解でした。どの原子炉もいつかは必ず廃炉になります。廃炉費用さえきちんと計算できないまま、原発建設・運転を進めて来たことについて、道義的責任はないとお考えでしょうか。また廃炉費用は託送料金に上乗せするとのことですが、見通しのないまま原発を建設・運転し、廃炉にするという道すじで、膨れた費用を消費者の負担にすることは、企業としてあまりにも無責任ではないでしょうか。

4.日本原電東海第2原発について、再稼動・運転延長には立地自治体以外の5市町村の事前了解を必要とするという安全協定がむすばれました。貴社の原発に関しても京都府・滋賀県の市町村と同様の協定を結ぶ必要があると考えますが、どのような見解をお持ちでしょうか。

5.電力自由化によって、貴社から他社へ切り替えた消費者は、1月末で134万軒に上るとのことです。顧客離れに歯止めをかけるために原発を動かし、値下げをするそうですが、命の安全よりお金を優先する経営姿勢と見えます。消費者は原発に依存しない電力会社を望んでいるのです。このことについてどのような見解をお持ちでしょうか。

以 上
……………………………………………………………………………
話し合いの内容
(Q;こちら側の発言 A;関電の発言)

A(質問1について) 安全対策の基本「止める、冷やす、閉じ込める」を押さえ、運転員の教育、機器の点検などを十全にすることで安全を確保できると考えている。規制委員会の審査があり、地域協議会で説明して理解してもらっている。神鋼については(質問書では)書類上の判断としているが、10/24から11月いっぱいにかけて14回立ち入り調査をした。神鋼とグループ会社の調査をしている。書類だけではない。

Q 立ち入りで何を見ているのか。
A 部品の検査をしているところを見る。

Q 適正な検査をしているかどうかを見るのか。原発に使われているところの検査ではない。使われているところは検査できない。
A それは(使われている物についての検査は)書類上でしかないが…。

Q 玄海原発で配管から蒸気が漏れるという事故が起きた。10年前に点検してあと47年持つという判断で動かしたら蒸気漏れが起きた。関電は大丈夫か。
A 関電では美浜の事故後に点検箇所が定められた。今、全部出来ているかはわからないが、美浜の事故があったのでしっかりやっている。

Q 玄海事故は写真を見て驚いた。腐食していることが一目でわかる。そんな状態でも再稼働させた。考えられない。関電はちゃんと点検しているのか。
A 全部しているという訳ではないが…。

Q 玄海は2次系の配管だから大丈夫としてやらなかった。2次系だから安心という訳ではない。関電はどうか。
A 九電については公表された情報でしかしらない。作業員が見つけたということだが、関電ではそういう
ことはないと思う。

Q 稼動させる前にテストしているはず。九電は経営が厳しく、不要不急のところは手を抜いたとも考えられるが、関電ではそういうことはないか。
Q 蒸気漏れで発見した。関電でもあり得る。非常に危険だ。安全対策が出来ていない。
Q 動かしながら配管を代えたりしているができるのか。
A 配管は1本ではないから…

Q 同じようなことが起きる可能性があるが、検査をするのになぜ止めないでやるのか。止めない理由は経営上の事か、それとも運転上の事か。
Q 玄海の事故は、「安全の上に安全を」と言っているのに事故が起きてショックだった。不安が増える。社内でも議論してほしい。
Q 福井に行ったら、地元の人達が原発を早く止めてと言っていた。原発が動いているので、いつも不安だと言っている。
Q 高浜3・4号機、大飯3・4号機について、どんなチェックをしているのかプレスリリースしてもらいたい。
A(苦笑)

Q 他社で事故が起きたらフィードバックするだろう。関電ではどんな検査をしているか知らせてほしい。
A 福島事故はフィードバックされている。関電は審査を受ける立場だが、審査にフィードバックされている。

Q 審査というが、今回、九電は新規制基準を通って稼働した。それでも事故が起きたのだから、新規制基準に合格しても、こんな事故が起きるということが明らかになった。新規制基準は信用できない。関電も同じだ。検査や点検が杜撰でないことを見せてもらいたい。
Q 発電費が福島事故前に3000億円だったのが再稼働後2500億円に減っている。どこで減らしているのか。検査などでが、手を抜く対象になっているのではないか。証拠もみせられることなく、「大丈夫」と言われれば言われるほど不安になる。
Q 「関電はこういうチェックをしました」として発表してもらいたい。大丈夫と言う証拠を見せた方が消費者は安心するし、そういう手法を取った方が結局安くなる。リスク管理上、市民不安を押さえた方が会社としても信用される。
Q せめて動かしているのを止めて検査をしてもらいたい。
Q 情報公開してもらいたい。新規制基準に乗っているからと言うが、委員長が安全を保障するものではないと言っている。
A ゼロリスクということですね。

Q 被害を受けるのは市民だ。危険を避けてもらいたい。実情を丁寧に説明してほしい。
安全と言うのであれば、このように点検しているから安全だとプレスリリースしてもらいたい。
A ご意見として伺います。

Q 九電では目視で見つけられなかった。
A 関電では目視以外の検査もしている。

Q 下水の配管などは一定期間経過すると取り替えるが、中を放射性物質が流れている原子炉の配管の取りかえは可能なのか。
A 格納容器以外は取り替えできる。特別点検(40年越えのものについての点検)して取り替える。機器に異常がなかったら取り替えない。

Q 規制委員会の基準は意味がない。自主的に点検してもらわないと信用できない。
A 耐用年数が来たら取り替える。

Q 事故が恐ろしいのは本格運転しはじめたときだ。その時事故になったら大変なことになった。九電は今回はラッキーだった。
A もう時間なのでこの辺で。

Q 最後にいくつか。質問2について、中間貯蔵施設を白浜町に作るという案が出ているそうだが、そうか。
A そういう話は出ていない。

Q 質問4について、東海原発で周辺市町村と立地自治体並みの協定を結んだが、関電も京都府とも立地自治体並みの協定にしてもらいたい。
Q 電力自由化で顧客離れは2月末で142万件になった。大飯原発の再稼働後に目立つ。ぜひそのことを考えてもらいたい。

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今回の質問についてはここまで。玄海原発の事故に関連して、関電は大丈夫かということを追及したので、他の質問について話し合うことができなかった。話し合い終了後次のようなやり取りがあった。

A ここで伝えるのはふさわしくないかもしれないけど(と前置きして)、2月14日の槌田さんからの電話に関して、本社より申し渡しがあった。「京都支社の回答が関電の回答ということ。それが理解してもらえないなら槌田さんの関係したグループとの話し合いはしない」とのことだ。

Q(槌田) 私は関電の考えを冷静に聞いた。不買ではなく原発の電気は買いたくないという事を言っている。私がそういうことを言っているのは別のグループの話だ。
Aこの場は使い捨て時代を考える会の場なので、この場の事ではない。

Q(槌田) 大阪本社で受け取ってもらえなかったのはなぜか。使い捨て時代を考える会は京都にあるので京都支社に行くが、関西圏の話は大阪本社に行く。
A 本社から言ってきたことをお伝えしているのだが、板挟みになっている。配慮してほしい。私自身はこれからもこういう場(話し合い)を持ちたいと思っている。

Q(槌田) 大飯原発再開で関電離れが進んだと思う。原発再稼動は経営に関わるので、大阪本社と話をしたい。経営が苦しくなると安全対策など心配になる。感情的でなく、真剣に経営についての議論がしたい。技術者とも話をしたい。関電は大事な会社だ。

関電大阪本社から具体的に会いたくないと言ってきたことで、しばし、やり取り。使い捨て時代を考える会とは今後も話し合いを進めていくとのことだが、どうなる事か。